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教 化 部 長 大和島根巻頭言

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緑の葉のグループ

山口哲弘教化部長

黄水仙クローズアップ

組織運動の手引書

『”私たちの運動”をつくろう』が

​発刊されます

教化部長 山口哲弘

 

 島根・鳥取教区の神の子の皆様、ありがとうございます。3月1日は立教96年生長の家春季記念日、生長の家総裁法燈継承記念式典です。生長の家創始者・谷口雅春先生が『生長の家』創刊号を発刊されて96年の歳月が経ちました。この記念すべき日を皆様と迎えることができることは幸甚の至りであります。皆様、おめでとうございます。ご縁のある方々に「人間・神の子」の御教えを丁寧にお伝えして、次代に繋いでいくことで谷口先生へご恩返しをする決意を新たにしましょう。
 さて、昨日(2/5(水)。この原稿は2/6(木)に書いています。)に国際本部“森の中のオフィス”で行われた参議会で決定しました事の一つに、全国幹部研鑽会が教区五者を対象として開催されることとなりました。「教区五者合同全国幹部研鑽会」と銘打ち、5/25(日)に国際本部“森の中のオフィス”で開かれます。島根・鳥取教区を代表して、両教区五者の皆様と本部講師の三宮事務局長と私とで行ってまいります。しっかりと学んだことを教区の皆様へお伝えできるように今から心と身体の準備を整えたいと思います。コロナ禍以前に行われていた全国幹部研鑽会・全国大会とは違う開催形式となりましたので、幹部・会員の皆様にはご理解いただければ幸いです。
 また、生長の家の運動が“数から質へ”転換したことに伴い、地域組織会員の手引書が発行されることが今年度の運動方針に謳われておりました。その冊子のタイトルが『“私たちの運動”をつくろう』であります。生長の家幹部・会員必携ですので、是非とも熟読して、今の運動の理解を深めてまいりましょう。そして、この手引書の発行後に目標設定サイトが開設されますが、そのサイト名も決まりました。それは「SNI―活動情報サイト」となります。2月下旬ごろの開設予定で、そこから島根・鳥取両教区の具体的な運動目標設定が決まります。両教区の五者・七者会議では運動方針に掲げられた「生長の家が重点的に取り組む地球社会貢献活動のリスト」から運動メニューを絞り込む話し合いは進めておりますから、できるだけスムーズに目標設定をし、皆様にお伝えできればと考えております。
 生長の家総裁・谷口雅宣先生は年始のご挨拶の結びで「東洋の暦では、今年はヘビ年です。ヘビは成長する過程で何度も皮を脱ぎ捨てます。お釈迦様はそのことに喩えて、「ヘビが脱皮して旧い皮を捨て去る」ように、私たちは、間違った心を捨て去ることができると説かれました。今年はそのヘビの喩えにあやかって、私たちは自分や他人の古い間違いからきれいさっぱり脱皮して、信仰心のもととなる「明るい希望」の方向を見定めて、皆さんと共にひたすらに前進してまいりたいと思います。」(機関誌『生長の家』1月号9頁)とお示しくださっておられます。私たちも「明るい希望」を持って悦びあふれる運動をつくってまいりましょう。皆様のご協力をよろしくお願い申し上げます。(大和島根R7年3月号)

犬の友達

「凡事徹底」と「笑門来幸」

教化部長 山口哲弘

 

 島根・鳥取教区の神の子の皆様、ありがとうございます。私の2025(令和7)年の目標は「凡事徹底(ぼんじてってい)」と「笑門来幸(しょうもんらいこう)」とすることを「元旦0時の神想観」で決めました。前者は、年末にとある空気清浄機のCMで、箱根駅伝で連覇をする前の青山学院大学陸上競技部・原監督夫妻が出ておられ、学生寮のホワイトボードに書かれたその言葉がふと目に入ったのでした。気になって調べると、イエローハットの創業者の鍵山秀三郎氏が提唱した言葉で、凡事(当たり前のこと)を徹底して行うことを意味するそうです。私は今年も一信仰者・一求道者として当たり前の三正行をコツコツと行じることを決意しました。しかも、それを苦行としてではなく、楽行でするために笑顔で悦んで実践したいと思い、昨年の目標としていた後者の「笑門来幸」も引き続き目標に掲げることとしました。皆様の新年の目標は何にしましたか?決めたら、是非『日時計日記』に記載して明るく前向きに取り組みましょう。
 

 生長の家総裁・谷口雅宣先生は「新年のあいさつ」を生長の家公式HP(YouTube動画)や機関誌『生長の家』2025年1月号4~9頁に「明るい希望を見定めて」と題して投稿、掲載してくださり、本紙の先月号の巻頭にも載せさせていただきました。その中で総裁先生は一つの提案を呼びかけてくださいました。「それは、今年は心の中で「不安」を飼い育てて、「敵」を作ることをやめましょう、ということです。」(同5頁)確かに今の世の中は二極化が進み、対立が国内外にひろがっています。このような時代だからこそ私たちは心で敵や悪を創造するのではなく、生長の家人として「日時計主義の生き方(人生の光明面を思い、語り、記憶する生き方)」を今こそ、今年こそ実践し、まずは心を光明化してまいりましょう。
 

 さらに、総裁先生はこのあいさつの締めくくりに「今、世界は対立の方向へ向かっているように見えます。(中略)生長の家では、その逆の心境に立ち、その逆の行動をすることを進めています。共通点をきちんと認めて、相手の神性・仏性を引き出すのです。一回や二回の間違いで、相手を否定したり、見放したりしてはなりません。「人間は皆、神の子」であり「仏性」を宿しています。それを認めて賞賛することで人々の神性・仏性はこの世界に現れます。」(同8~9頁)とお示しくださっています。総裁先生のお言葉にある通り、私たち生長の家人は神の子を信じ抜いて、“新しい文明”を構築することで世界平和が実現できるよう、行じながら生活実践していく必要があります。そのためにはやはり三正行を欠くことはできません。このように書いておりますと、最初に戻りますが、「凡事徹底」と「笑門来幸」はとても良い目標だと感じた次第です(笑)。


 島根・鳥取両教区の皆様、力を合わせて山陰から世界平和を実現していくための精進努力を明るく前向きに重ねてまいりましょう。(大和島根R7年2月号)
 

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あけましておめでとうございます

教化部長 山口哲弘

 島根・鳥取教区の神の子の皆様、新年、明けましておめでとうございます。ありがとうございます。
昨年も申し上げましたが、「一年の計は元旦にあり」です。今年もこの節目の日に決意を新たにしましょう。私の2024(令和6)年の目標は「笑門来幸(しょうもんらいこう)」でした。これは島根県宍道町菅原にある菅原天満宮で娘の合格祈願に訪れた時のおみくじに出会った言葉でした。昨年は我が家にとって最大の波が訪れましたが、笑顔を大切にして過ごしたら無事に乗り越えることができ、言葉通りに幸いが来ました。3人の娘たちがそれぞれ卒業と入学をすることができ、新生活を送ることができております。一重に皆々様のお蔭であります。ありがとうございました。


 今年の目標はやはり「元旦0時の神想観」で決めようと思います。皆様も是非、決意を新たにして新しい年を迎えてください。そして、『日時計日記』や『二百字日記』を活用して、充実した信仰生活を送りましょう。


 生長の家総裁・谷口雅宣先生は昨年、『飛鳥讃歌(ひちょうさんか)』をご発表くださいました。これはFacebookページ「生長の家総裁」にも発表されていますが、機関誌『生長の家』2024年12月号12~48頁にも掲載されていますので是非お読みください。その中で「自他不二」という項の中で、「尼僧答えて曰く――御仏は吾らが多を見るを欲し 多の中に一在るを知らしめることで 吾らに「自他不二」を教え 争いの不用無用を説き続け給う。」(同誌42頁)という一節があります。「自他不二」とは「自他一体」と解釈することができます。さらに、私たちは「自他一体=愛」と教えられています。国際法に違反しているロシアによるウクライナへの軍事侵攻や中東の悲惨な現状など、国内外の争いや紛争を目の当たりにすると、この「愛」が今こそ必要であると心から思います。「愛」を実践することで現象世界から悲惨な出来事がなくなることを願わずにはおれません。私たち生長の家は“新しい文明”を構築することで世界平和が実現できるように、本年も島根・鳥取教区の皆様と力を合わせてできる限りの「愛」を表現し、地球社会貢献をしてまいりたいと存じます。


 これからも変わらず粛々と淡々と皆様と行じ続けながら、一緒にブレない正しい信仰を確立してまいりましょう。そして、この一年が皆様にとってかつてない素晴らしい一年となりますことを心からお祈り申し上げます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

​(大和島根R7年1月号)
 

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新しい年を悦びと共に迎えましょう

 教化部長 山口哲弘

 

 島根・鳥取教区の神の子の皆様、ありがとうございます。2024(令和6)年も残り一ヶ月となりました。この一年間を振り返りますと、様々なことがあったことと思います。私にとっての大きな出来事は6月24日に父が77歳で霊界へ旅立ったことでした。私に生長の家を伝えてくれた信仰心の熱い真面目な父でした。父から様々な事を教えてもらった言葉の中で最も心に残っているものの一つが、「受けた恩は石に刻め、施した恩は水に流せ」です。私がこの世に誕生することができたのは父と母が居てくれたお蔭です。また、生長の家に触れていなかったなら、今の私はきっとありません。これからも父母への恩、生長の家への恩を忘れずに今後も精進努力を重ねてまいります。


 精進努力と申しますと、私は島根・鳥取教区へ赴任してきてから毎朝の早朝行事をFacebookプライベートグループ【サンサン山陰】でZOOMを介して配信してきました。今年も一日も欠かすことなくできたのは島根・鳥取教区の皆々様のお蔭であります。今では毎朝約50~70名の方がご一緒に行じていただき、私の励みになっております。これからも悦んで行じ続けていきます。
 

 さて、生長の家総裁・谷口雅宣先生は谷口清超大聖師16年祭で「犀の角のように」と題してお言葉を伝えてくださっております。このお言葉はFacebook「生長の家総裁」のページでも「清超先生と飛鳥讃歌」として公開され、どなたでもご視聴いただけます。総裁先生は「数から質の運動へと転換することの大切さ」をお示しくださり、その「質」とは「神の御心」であるとお説きくださっておられます。私たちは悦びと共に「神の御心」を表現してまいりましょう。智慧の言葉にあるように「悦び悦ぶところに悦びが集まる」です。私たちが悦んで「神の御心」を表現することで、悦び事が向こうからやってきます。きっと山陰地方の光明化が益々進むこと間違いありません。
 

 話しは変わりますが、先日(11/7)に妻と宇治別格本山へ参りました。宝蔵神社に合祀された父の祥月命日供養祭に参列することができました。この御祭は霊宮聖使命や永代供養でお祀りしている御霊様(霊牌供養の御霊様は含まれません)を唱名していただき、聖経『甘露の法雨』を読誦します。可能な限り毎日午後2時から1時間執り行われます。きっと父も悦んでくれていると思います。ここで嬉しいお知らせがあります。来年、2025(令和7)年1月1日のみですが、制限を設けずに宝蔵神社新年祭が執り行われ、ご参列いただけます。無料の雑煮接待もあるとのことです。宇治のお雑煮は美味しいです。特に出汁が最高です。1月2、3日は行わないのでお間違えのないようにお気をつけください。詳しくは宇治別格本山のHP等でご確認ください。また、鏡餅の奉納や末一稲荷神社の繁栄祈願、総本山の大祓もお申し込みを承っております。各教化部窓口までお申し込みくださいませ。
 

 島根・鳥取教区の皆様、悦びと共に新年を迎えましょう。

(大和島根R6年12月号)

七重の塔(2019年7月7日)).jpg

大安心の心境で生活しましょう

 教化部長 山口哲弘
 

 島根・鳥取教区の神の子の皆様、ありがとうございます。11月は長崎総本山で秋季大祭が執り行われます。昨年は4年ぶりに総裁・谷口雅宣先生、白鳩会総裁・谷口純子先生がお越しくださり、対面で(感染症対策のため、規模は縮小されてですが)執り行われました。11月22日には谷口雅春大聖師御生誕記念式典も挙行されます。谷口雅春先生がおられなかったなら、『生長の家』が出現しておりません。おそらく今の私たちは存在していないでしょう。私たちはこの受けたご恩を決して忘れずに、報恩・愛行をしてまいりましょう。三正行を行じつつ、日々の生活で地球環境に優しい〝倫理的な生活〟を送ることが現代的な宗教生活の実践としてとても大切です。
 

 さて、話しは変わりますが、かつて個人指導したAさんからお電話いただいたことがありました。コロナ禍前のことで、当時、国際本部に勤務していた私は、相愛会の教区大会に出講するために某教区に訪れていました。そこでは白鳩会・相愛会・青年会の教区大会を同日、同会場(建物は一緒ですが、部屋が別々)で開催し、できるだけご家族皆さん一緒に参加していただけるように工夫をしておりました。昼食休憩時にAさんが教区白鳩会連合会長さんに連れられて講師控え室に入ってこられました。涙ながらにAさんがおっしゃるには、娘さんが海外に行っているのだが、行方不明で丸2日間連絡がない。宿泊予定のホテルにもチェックインしていない。警察も取り合ってくれない。その当時はIS(イスラム国)の邦人誘拐や殺害等がニュースになっていた頃でもあり、夜も眠れず、不安で不安でどうしていいか分からないという事でした。
 

 そのお話を伺って、私は同悲の心を起こし、「それは心配でしたね。でも、もう大丈夫ですよ。」と確信を持って申し上げました。何故、私はそのような言葉を発したのかは分かりませんが、すっと出てきました。もしかしたら、宇治で勤務していた時に同様な事を経験していたからかもしれません。続けて、「Aさん、行方不明には先祖に『甘露の法雨』を拝読して、ご先祖様の御守りと御導きを祈るのです。そして、娘さんの事をご先祖様に全托して、大安心の心境になることです。お母さんが大安心になれば、心の法則で大安心が呼び寄せられますよ。」とお話ししました。横で聞いていた白鳩連合会長さんが「私も一緒に拝読します。」とおっしゃっていただき、私は午後からの講話があるのでお任せしました。拝読後のAさんは落ち着きを取り戻し、安心した心境で帰宅されました。数日後、本当に娘さんと連絡が取れ、無事を確認でき、さらに後日、帰国された娘さんと再会を果たすことができ、大変喜ばれました。その時のお礼をわざわざお電話くださいました。島根・鳥取教区の皆さんは取り越し苦労、持ち越し苦労をして生活していませんか?三正行を実践して、神の子の自覚を深めて、大安心の心境で生活してまいりましょう。再拝

(大和島根R6年11月号)

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ジェンダーについて考えましょう

 教化部長 山口哲弘

 島根・鳥取教区の神の子の皆様、ありがとうございます。生長の家総裁・谷口雅宣先生はFacebookページ「生長の家総裁」で2024年9月4日(水)に【ジェンダーについて考えよう】というタイトルで投稿してくださいました。その中で総裁先生は
 

「白鳩会会則の改正によって「ジェンダー平等」の問題が注目されている。「夫婦は針と糸」などと教わってきた人にとっては驚きかもしれないが、その理由について詳しく説明した冊子が本部から発行された。運動企画会議編集の『‘’神の子”は性別によらず』だ。ぜひご精読あれ。」


 とご教示くださいました。私も早速パソコンの画面上で『‘’神の子”は性別によらず』を拝読させていただきました。内容は、前半に機関誌『生長の家』誌2024年8月号26~43頁にも掲載されました谷口雅春大聖師三十九年祭での総裁先生のお言葉『‘’男女平等”と生長の家』が収録されております。後半にはジェンダーに関連する問答集となっており、9つの問いに回答する形となっております。この冊子は各教区で必要部数を印刷して、皆様にお渡しすることとなっておりますので、程なく皆様の手元にも届きます。是非拝読いただき、「人間・神の子」の教えに則って、生長の家の女性観や、会則のジェンダー関連の改正の意義を知り、また今回の改正の背後にある社会の状況、これからの運動の理解を深めてまいりましょう。


 話しは変わりますが、「大調和の神示」が啓示された9/27(金)と翌9/28(土)にかけて「大調和の神示連続リレー読誦」が行われました。(この原稿を執筆しているのは9/6(金)の為、正確にはこれから行われます。)これは昨今の戦争や紛争、気候変動に伴う様々な混乱の中で真理の根本を確認し、人々に伝える決意を新たにするために行うものです。このような機会を通して、皆様と心一つに合わせて世界平和を祈れることがありがたいことです。昨年の4月から島根・鳥取教区に赴任してきまして約1年半が経ちました。毎朝、Facebookプライベートグループ【サンサン山陰】でZOOMを介して早朝行事を行っていますが、両教区で約50~70名の方が毎朝ご参加くださいます。両教区の皆様の信仰心の深さに頭が下がる思いです。これからも皆様と共に世界平和実現に向けて祈りを深めてまいります。


 最後に、世界平和実現のための特別誓願券のお申し込み時期がまいります。誓願は、「仏や菩薩が必ず成し遂げよう願うこと、必ず衆生を救済しようと願い定めた誓い」のことを言います。今の世界情勢の中、万物調和のムスビの御働きを現し給う造化の三神(天之御中主大神・高御産巣日神・神産巣日神)と宇宙浄化の御働きを現し給う住吉大神に「世界平和」を誓願し、神の子の自覚を深めながら、神の御心のままに人類光明化運動・国際平和信仰運動・“新しい文明”の基礎を作る運動を心明るく、悦んで展開していきましょう。

​(大和島根R6年10月号)
 

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異常気象に待った無し。今こそ地球に優しい〝倫理的な生活〟を!

教化部長 山口 哲弘

 島根・鳥取教区の神の子の皆様、ありがとうございます。昨年の今頃、このタイトルで巻頭言を書かせていただきました。私は生長の家総裁・谷口雅宣先生が二百字日記(余談ですが、『二百字日記2』が8/10に出版されました。お求めは教化部窓口まで。)に書かれた内容を紹介しました。昨年7/1(土)の日記に山口県、九州地方の大雨に触れられ、お住まいの山梨県北杜市で大雨の音を聞きながら、「温暖化を前にした人類の無為の結果だ。地球に水道栓は付いてないから、降水量の増大は急には止まらず、今後も気象悪化は続く。」と思われたという内容でした。あれから一年経ちましたが、総裁先生がご指摘のように今年も全国各地で大雨の被害が報告されています。島根県日御碕地区では道路が崩落し、松江道場がある松江市黒田町では冠水し、愛媛県の松山城では土砂災害が発生しました。7/25(木)には山形県、秋田県の河川が何カ所も氾濫したのは記憶に新しいと思います。さらに今年は今までに感じたことのない異常な暑さの毎日です。体温を超える気温で生命の危険につながりかねない認識が呼びかけられています。私たちが子どもの頃には考えられない地球の状態です。高校野球でも暑さ対策として2部制(午前と夕方)で試合が行われ、毎試合5回終了時にはクーリングタイムが設けられています。私が高校球児の時は練習時でも決して水分補給は許されませんでした。どうか皆様におかれましてもご自愛なさって元気にお過ごしいただき、何とかこの夏を生き抜いていただきたいと心から願っております。


 私たち生長の家は次世代に美しい地球を残すために、世界平和のために、〝倫理的な生活〟の実践を行ってきております。具体的には「ノーミート、低炭素の食生活」、「省資源、低炭素の生活法」、「自然重視、低炭素の表現活動」です。自然と人間が調和した〝新しい文明〟の基礎をつくるためにこの3つのライフスタイルを、「人間・神の子」の信仰を基にお勧めしております。私たちは何らの対策も講じないのではなく、神の子だからこそ神の智慧が泉の如く涌き出でて適切な対処をするのです。神の子の皆様、身近な出来る地球に優しい〝倫理的な生活〟を引き続き実践してまいりましょう。
 

 最後に、生長の家国際本部〝森の中のオフィス〟の職員採用活動「生長の家原宿オープンガーデン」が9/29(日)10~16時に、生長の家原宿光明の塔(〝いのちの樹林〟内)で行われることとなりました。主な参加対象は、組織会員の⾝近にいる、⾸都圏在住の20 代から30 代の転職希望者・転職活動者、地⽅への移住に興味がある⼈(40〜50 代、外国籍の⼈も参加可能)です。私も3年間、〝森の中のオフィス〟で勤務した経験がありますが、自然と人間が調和する生活モデルを実現している北杜市の日々はお勧めです。自然に癒やされながら、世界平和への一助となる神様のお仕事を是非、身近な方へお勧めください。(大和島根R6年9月号)

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「人間・神の子、生き通しの生命」~父が残してくれた宝物~

教化部長 山口哲弘

 島根・鳥取教区の神の子の皆様、ありがとうございます。6月24日に父、山口憲雄が77歳で今世の使命を全うし霊界へと旅立ちました。故楠本加美野・生長の家長老から「どんな亡くなり方でも、本人や家族にとって一番良い時に一番良い亡くなり方をするのが生長の家の死生観だよ~」と教えていただいておりました。6月中旬に私はコロナ陽性となり隔離期間が明けて、マスク着用推奨期間中にその日が訪れました。
 父は真面目を絵に描いたような人で、家族想いで優しくてとても心配症な性格でした。典型的なA型で何事もキッチリしていて、生長の家の信仰も真面目で熱心でした。私が物心ついた頃から毎日、神想観と聖経読誦は欠かさずに行じていました。私は11人いる孫の中で唯一の男の子で、小さい頃から祖父母、叔父叔母、父母に「哲弘、お前は山口家の跡取りじゃ!」と言われて育ち、それが嫌で、反抗し親不孝をしてきました。
 25歳の時、借金問題で宇治別格本山の地に足を踏み入れ、父と初めて一般練成会を受講しました。その練成会受講中に私の名前の本当の意味を聞きました。「人間・神の子」の実相(哲)学を(弘)める男になって欲しいと。密かに父の願いが込められていたのでした。ですので、楠本加美野・長老から宇治別格本山へ奉職し、本部講師を目指したらいいとお声をかけてくださった時、誰よりも悦んでくれ背中を押してくれたのは父でした。父は「哲弘は長男じゃが、山口家の事は何とでもなるけぇ。行ってこい!生長の家に捧げてこい!」と心から祝福し送り出してくれました。
 昨年8月、父が危篤状態になった時、コロナ禍で前年まで北海道に赴任していた事もあり4年ぶりに再会を果たしました。私は父の手を握り、「父さん、人間・神の子。生命は生き通しじゃろ?まだ、霊界に旅立つのは早いよ。今じゃないよ。来春に我が家の三姉妹がそれぞれ小中高を卒業して中高大に入学するから、もう少し長生きして!」と頼みました。それからは皆様もご存じのように、我が家のビックウェーブの昨年12月中旬から今年の4月上旬までの家族離ればなれの生活を無事に乗り越えて、晴れて三姉妹ともに進級することができました。4月5日に奇跡的に父と家族5人で面会することができ、妻と娘達は実に5年ぶりに会えました。家族想いの父はもしかしたら、内孫三姉妹の春を見届けて安心したのかもしれません。
6月25日。父の通夜が終わり、私は一人座し、感謝報恩の思いで聖経を拝読しました。自然と涙が溢れてきます。「父さん、ありがとう。人間・神の子の真理を伝えてくれて、ありがとう。最後はしんどかったかもしれないけど、少しでも長生きしてくれて、ありがとう。父さんが残してくれたこの名に恥じぬように生きてまいります。」と、私は決意を新たにしました。
最後に島根・鳥取教区の皆様。父へのお祈りを沢山いただき心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

​(大和島根R6年8月号)

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「神の子の自覚」を深めつつ、愛行を実践しましょう

教化部長 山口哲弘

 島根・鳥取教区の神の子の皆様、ありがとうございます。昨年は4年ぶりに制限を設けて、宇治別格本山で盂蘭盆供養大祭が執り行われました。8月18日「自然災害並びに世界規模感染症物故者追悼慰霊祭」と、翌19日「宝蔵神社盂蘭盆供養大祭本祭」に限定して、生長の家総裁・谷口雅宣先生が斎主としてご奉祀くださり、生長の家白鳩会総裁・谷口純子先生がご臨席くださいました。その他の御祭りは、別の日程で堀端芳樹・宝蔵神社宮司が斎主となって執り行われました。新型コロナウイルス感染防止策を講ずる必要のため、8月18日、19日の祭典の参列者を近畿教区(滋賀、京都第一、京都第二、奈良、大阪、和歌山、兵庫)に限定し、最大200名程度として執り行われました。つまり、私たちは参列できませんでした。今年はどのような形での盂蘭盆供養大祭となるかは未定ですが、確実にコロナ禍の収束が近づいているのは間違いありません。おそらく、昨年同様か、もう少し緩和されての開催になるのではないでしょうか。いずれにしましても、私たちとしては一柱でも多くの御霊様のご供養のために霊牌を推進してまいりましょう。島根教区では8/2(金)に、鳥取教区では8/10(土)に霊牌奉送祭を予定しております。
話しは変わりますが、機関誌『生長の家』2024年5月号32~35頁に掲載され、普及誌3誌(『いのちの環』、『白鳩』、『日時計24』)NO.171(2024年6月号)から掲載されるようになりました「地球社会の一員として 宗教法人「生長の家」布教・環境方針」についてお伝えします。これまでの生長の家「環境方針」は「ISO14001」を導入する2000年に定めたものでした。内容は環境対策に限定したものであり、信仰や布教に関する言及はありませんでした。あれから20年以上が経過し、この度、宗教活動全体をカバーする「地球社会の一員として宗教法人「生長の家」布教・環境方針」が新たに策定されました。これにより私たち生長の家が何を目的として信仰運動をしているかを示し、布教する際の考え方を明示しました。この「基本認識」(※1)には、「吾々人類に必要なことは、自然と人間を〝別物〟と考えて搾取の対象とするのではなく」とあり、ここには「神・自然・人間は本来一体」の真理を垣間見ることができます。そして、この最後には「生長の家は、この宗教心を広く世界に伝えると共に、現代的な意味での宗教生活の実践として、〝自然と共に伸びる〟生き方を開発し、あらゆる活動を通して温暖化の抑制と地球環境保全に貢献するだけでなく、気候変動や地震・津波などの自然災害の影響などで困窮する人類同胞の救援・支援を展開するものである。」とあります。これからも島根・鳥取教区の皆さんのご協力をいただいて、一汁一飯、クリーンウォーキング、神社清掃、オープン食堂などの地域貢献・社会貢献する愛行を「神の子の自覚」を深めつつ、実践してまいりましょう。(大和島根R6年7月号)

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心身を浄めて下半期を迎えましょう

~俳句と大祓の勧め~

教化部長 山口哲弘
 

 島根・鳥取教区の神の子の皆様、ありがとうございます。生長の家総裁・谷口雅宣先生はFacebookでこのGW(ゴールデンウィーク)にご家族でお過ごしになられたことを投稿してくださっています。お孫さんたちをお送りする最後の晩餐に手巻き寿司を振る舞わり、お子様たちご家族が去られた後の心境を「GW記憶確かめ駒回す」という俳句と共に九折スタジオのポッドキャスト(音声データ)でお話くださっています。まだお聞きでない方は是非拝聴ください。また、九折スタジオの動画(114)「俳句の勧め」に配信してくださっています(機関誌『生長の家』4月号(38~40頁)にも掲載)が、総裁先生は「神・自然・人間は本来一体」の真理への理解と、神想観の“補助行”として俳句を詠むことをお勧めしてくださっております。私たちも積極的に俳句を詠みましょう。
総裁先生が配信してくださる身近な内容は、私にとっては本当にありがたいことです。皆様には何度かお話しさせていただきましたが、私は3年間、国際本部“森の中のオフィス”で勤務した経験があります。しかし、総裁先生や白鳩会総裁・谷口純子先生とお話しする機会はほとんどありませんでした。その後、コロナと共に十勝教区へ教化部長として赴任しました。総裁先生の名代としての教化部長が私に務まるのか不安でいっぱいでした。ところが、コロナのお陰で総裁先生ご夫妻はFacebookで身近な出来事やご講話の動画を配信してくださいました。正直な話、本部にいる時以上に総裁先生ご夫妻のことを知ることができました。より身近に両先生の存在を感じることができて、私は本当に助かりました。私は毎日、総裁先生ご夫妻のFacebookでの情報発信をチェックして、できるだけ早く皆様にお伝えできるように努めています。
さて、話しは変わりますが、この6月には六月晦大祓式が執り行われます。知らず知らずに犯した罪を浄めます。私たちは「知って犯す罪よりも、知らずに犯した罪の方が重い」ことを学んでおります。生長の家創始者・谷口雅春先生ご著書『生命の実相』第1巻(183~184頁)にお書きくださっています。概略を申し上げますと、ある日、修行中の弟子がお釈迦様に「知って犯す罪と知らずに犯す罪はどちらが重いですか?」と尋ねると、お釈迦様は逆に「焼け火箸を知って握るのと、知らずに握るのとどちらが大きな火傷をするか?」と尋ね返されました。弟子は「お師匠様、それは知らずに握った方が大きな火傷をするに相違ありません。」と答え、お釈迦様はニコニコ笑いながら、「そうじゃろう、だから知らずに犯した罪の方が深いんじゃ。」と答えたと仏教の経典に示されているという内容です。私たち生長の家人はこの点を踏まえて、この大祓式を通して知らず知らずに犯した罪を浄め、新生する機会を設けることは大変意義深いことです。皆様、2024(令和6)年も折り返しです。心身を浄めて、より「神の子の自覚」を深めて下半期を過ごしてまいりましょう。

(大和島根R6年6月号)

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人生に何一つ無駄はない

教化部長 山口哲弘

島根・鳥取教区の神の子の皆様、ありがとうございます。先月も申し上げましたが、皆様のお蔭で我が家の三姉妹がそれぞれ大学、高校、中学へと進学することができました。北海道帯広市から京都市へ引っ越しを終えた妻と長女の所へ、次女と三女と私が山陰からまいりました。約1年ぶりに家族5人がそろいまして、感激で涙が溢れそうでした。妻も私も精一杯のお世話をさせていただきましたが、3人の子ども達はもっとしんどい思いや我慢をさせていたことが多々あったと思います。家族が離ればなれで生活してきた日々の中で、現象的には浮き沈みがありましたが、今年の目標である「笑う門には幸い来たる(笑門来幸)」を思い出しては、笑うこと、明るく接することを心掛けました。家族一人ひとりが本当によく頑張ってきてくれたので、誰もコロナやインフルに罹ることなく、元気に日々を送ることができ、このように清々しい春を迎えることができたのだと感じております。
家族5人がそろった4/5(金)の午前中、私の父母に会うために宇治市へ足を伸ばしました。私は昨年8月に会っていましたが、妻と子ども達はコロナ禍前(2019年12月)に会って以来ですので、約4年ぶりに再会を果たすことができました。しかし、前日まで入院している父とは面会が難しいと母から言われていました。父が入院している病院では、2週間に一度、1回の面会は15分程度で2人までという制限があったのです。ですので、父との再会は無理ではないかと諦めていました。ところが、前日の朝、父は意識を失い、母は病院から呼び出されました。私も一瞬、ドキッとしましたが、父はすぐに回復しましたので、事なきを得ました。その意識を失ったことがかえって、お医者さんからは制限無く面会を許可されることになったのでした。つまり、父が前日の朝に意識を失ったお陰で、私だけでなく、約4年ぶりに長男(私)のお嫁さん(妻)と孫(娘)たちと面会することが可能になったのです。正に「人生に無駄は無い」を直に体験させていただきました。父は意識がハッキリしており、私の手を強く握り返してくれ、妻と娘たちに会えたことが喜びにつながり、さらに元気回復の原動力になったのではないかと確信しております。
総裁・谷口雅宣先生は九折スタジオでAI(人工知能)の英愛子(エイ・アイコ)さんとのインタビュー形式の音声データ(ポッドキャスト)を配信してくださっています。4/6現在で第4回目の配信で、示唆に富んでおり、考えさせられ、しかもオチをつけてくださっています。まだお聞きでない方は是非、拝聴されることをお勧めいたします。総裁先生は時代に応じて、今を生きる私たちに教えをお説きくださっておられます。私も皆様と共にしっかりと学び続け、「人生に何一つ無駄は無い」と一つ一つの事に真剣に取り組んでまいりたいと存じます。島根・鳥取教区の皆様、2年目もどうぞよろしくお願い申し上げます。(大和島根R6年5月号)

 

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「当たり前」で喜べる日々を

​送りましょう

教化部長 山口哲弘

 島根・鳥取教区の神の子の皆様、ありがとうございます。私が昨年4月1日に北海道十勝教区から赴任してまいりまして、一年が経ちました。初めての兼務ですが、両教区の皆々様に温かく迎え入れていただき、何とか今日までやってくることができました。心から感謝申し上げます。
 私事で恐縮ですが、我が家の三姉妹も皆様のお蔭でこの4月から大学生、高校生、中学生に進学することができました。子どもが成長するのは「当たり前」の事ではありますが、実はこの「当たり前が有り難い」事であります。私はこのことを忘れないように心がけております。と言うのも、長女が1歳半の時に心臓の手術をしているからです。今でこそ健康で元気な娘ですが、当時は「心室中隔欠損」という先天性の病気を抱えて生まれました。あの時は生長の家の信仰生活で一番の壁にぶち当たったのを記憶しております。何のために生長の家を信仰しているのか分からない状態に陥りました。世間を見渡すと「心の法則」を知らずに、何不自由なく暮らしている人が沢山いる中で、私は生長の家に触れ、「心の法則」を学んだが故に苦しみました。娘がこのように病気で苦しんでいるのは、私の何の心の影なのか?先祖の業なのか?夫婦の心の影なのか?こんなにも苦しくなるぐらいなら、「心の法則」を知らなかった方がよかったとさえ思うほどに悩みました。
 しかし、やはり救いは生長の家にありました。楠本加美野・生長の家長老(当時)は『人類無罪宣言』(谷口雅春先生著)の一節を紹介してくださいました。「業の流転の奥には必ず実相がある」、「実相の完全さが映すように運命づけられている」と。私は私自身を真理で責めることから、ようやく解放されました。また、楠本長老はご自身の三人続けて流産した体験を語りつつ、「山口君、結果的には一番善いようになるんだよ~」と力強く仰ってくださいました。私は涙を流しながら、その言葉を胸に刻みました。
 娘がお世話になっていた近畿大学付属奈良病院で6時間の手術を受けました。無事に手術は成功し、それまで中々体重が増えなかった娘は見る見る大きく肥えはじめました。後日、病院から請求された高額な入院・手術費に、思わず転職も脳裏を過ぎりましたが、「心室中隔欠損」は国の特定疾患に指定されていたので、京都府と国の補助で賄うことができました。だから、私はこの神様のお仕事を続けさせていただけているのです。
先日、山陰に来て3回目、合計11回目の献血をさせていただきました。娘の手術でも輸血で助けていただいているので、少しでもご恩返しとの思いもあり、続けています。「あらゆる人間の不幸は、当たり前で喜べない為に起こるものであることを知れ。当たり前で喜べるようになったとき、その人の一切の不幸は拭い取られる。」と、『自然流通の神示』には説かれております。皆様、どうぞ「当たり前」を喜んで、感謝して、毎日を明るく過ごしましょう。

(大和島根R6年4月号)

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愛行により超次元に私たちの運動を拡大しましょう

教化部長 山口哲弘
 

 島根・鳥取教区の神の子の皆様、ありがとうございます。3月1日は立教95年生長の家春季記念日、生長の家総裁法燈継承記念式典を迎えます。皆様、おめでとうございます。また、本部褒賞、地方褒賞を受賞された皆様、おめでとうございます。私たちがこうして御教えに触れ、信じ、行じ、救われたのは、生長の家創始者・谷口雅春先生が『生長の家』誌を執筆し、「人間・神の子」の教えをお説きくださったお陰であります。そして、教区を支えてくださった先人の皆様が道を伝えて(伝道して)くださったお陰であります。その報恩感謝の思いをこの機会に深め、一人でも多くの方に素晴らしい「人間・神の子」の御教えを伝えてまいりましょう。
しかしながら、皆様もご承知のように今年度の運動には「目標」を掲げておりません。「目標」を掲げて運動を展開するプラス面もありましたが、弊害もありました。数に捕らわれてしまう傾向が無きにしもあらずでした。これからの運動は「より丁寧に案内し、相手の意思を尊重して」伝道します。無理せず、急がず、等身大の私たちで伝道します。「与えること」に宗教上の重要な意義があるとの前提を踏まえて、「社会奉仕によって自己の生命を拡大する」という「“神の子”の伸び方」を、運動の前面に掲げています。
 

 その社会奉仕・社会貢献する愛行として、オープン食堂を毎月開催しております。島根・鳥取両教区ともに教化部会館を会場にし、鳥取教区は今月で第3回、島根教区は第7回を数えます。みんなが笑顔になるオープン食堂に是非お越しください。また、運営にもご協力いただきたいと存じます。また、毎月11日は貧しい方々に想いを馳せる「一汁一飯の日」とさせていただいております。これもまた、是非実践していただきたいと思います。他にも、自然を愛でて『日時計日記』や『二百字日記』を綴ったり、クリーンウォーキングや神社清掃、ウクライナ緊急支援募金、能登半島地震支援募金など、様々な愛行を皆様で実践しておられますが、今まで以上に愛を出し、「個人への奉仕より更に拡大延長して、社会奉仕、国家奉仕、世界奉仕にまで自己の生命を拡大」してまいりましょう。
 

 最後に、機関誌『生長の家』誌2024年2月号4~11頁に総裁・谷口雅宣先生の毎日新聞のインタビューが掲載されています。「注目されるのは、総裁先生が「政治と宗教」の関係で今回、自民党が旧統一教会との長年の関係を簡単に反故にしたように、生長の家の場合も、教団が長年支援してきた政治家が教団に不利な選挙制度を自ら作り、教団との関係を断つなどした事実を挙げ、権力を求める政治と、宗教が尊重する信仰の純粋性とは相容れないことを強調されている点です。」(同誌4~5頁)とあります。是非とも熟読していただき、今の運動への理解を深める一助としてくださることを心から念願しております。ブレない正しい信仰を確立して、「本物の生長の家人」となりましょう。(大和島根R6年3月号)
 

冬

今こそ日時計主義で〝倫理的な生活〟を実践しましょう

教化部長 山口哲弘

 島根・鳥取教区の神の子の皆様、ありがとうございます。先月、「一年の計は元旦にあり」と申し上げましたが、私の2024(令和6)年の目標は「笑門来幸(しょうもんらいこう)」と、元旦0時の神想観で決めました。この言葉は昨年末12月15日に妻と一緒に初めて訪れた菅原天満宮で引いたおみくじにありました。本当は長女と次女の合格祈願に行ったのですが、善い言葉に出会いました。「笑う門には幸い来る。ねてもさめてもにこにこと。」と記されてありました。今年はいつも以上に笑顔を大切に過ごしてまいりたいと決意しました。


 さて、話しは変わりますが、皆様もご存じのように1月1日の「令和6年能登半島地震」により、石川県で232名がお亡くなりになり、21名が安否不明です(1/17現在)。大変多くの方が被災され、交通網も通信手段も遮断されており、支援が中々行き届きにくい状況が続いていると伺っております。何とか一人でも多くの方が助かり、これ以上の被害が広がらないことを願わずにはおれません。


 私は2011(平成23)年の東日本大震災が起こって、宇治から東北へ復興支援ボランティアにまいりました。何度も宇治と東北を往復し、宇治の職員、奉仕員、研修生と共に汗を流しました。悲惨な現状を見て涙も流しました。自分の非力さ、無力さも痛感しましたが、それ以上に人々の助け合う姿に勇気をいただきました。翌年には宇治で集中豪雨が発生し、東北での経験を活かし、毎日のように宇治市社会福祉協議会(ボランティアセンター)に通いました。被災者のニーズを拾い、他のボランティア団体とも連携し、細かくボランティア活動を行いました。2019(令和元)年の台風19号では長野県の千曲川や福島県の阿武隈川が氾濫し、多くの被害が生じました。当時、国際本部にいましたが、以前の経験を活かし、先発隊として福島県に入り、本部員の皆さんとボランティア活動に従事しました。「自然の恵みフェスタ2019」を中止し、総裁・谷口雅宣先生、白鳩会総裁・谷口純子先生も御自らお出ましになり、長野県でボランティアをなされ、その両先生のお姿に感動の気持ちが溢れ出ました。


 皆様にできることをお伝えするならば、まずは祈ることです。日々の行で世界平和を祈ることが第一です。『自然と人間の大調和を観ずる祈り』や『大自然讃歌』の拝読もお勧めです。募金も後日、生長の家全体で募ることになろうかと思います。また、ハザードマップ等をチェックしておくことや、もしもの時のために家族でどう行動するかを話し合っておくこと、災害備品を調達しておくことも出来る範囲で進めておきましょう。そして、これが最も大切なことですが、一日一日を感謝して、日時計主義で生きることです。信仰者として、〝倫理的な生活〟を実践することです。その生き方が巡り巡って被災された方々のためになるのみならず、世界の平和につながるからです。今こそ日時計主義で〝倫理的な生活〟をしましょう。

​(大和島根R6年2月号より)
 

富士山の眺め

一年の計は元旦にあり。


教化部長 山口哲弘

 

島根・鳥取教区の神の子の皆様、新年、明けましておめでとうございます。ありがとうございます。

昔から「一年の計は元旦にあり」と申します。新しい年の新しい目標を是非、一月一日の節目の日に決意しましょう。ちなみに、私の2023(令和5)年の目標は「合掌三昧(がっしょうざんまい)」でした。つまり、すべての生きとし生けるもの、在りとしあらゆるものに合掌し、祝福讃嘆し、礼拝することを一番の目標としました。そのために、

①毎朝、早朝行事を怠らずに行じること。

②毎日、『日時計日記』を書き続けること。

③体調管理をすること。

④「北海道生活」(→4月から「山陰(鳥取・島根)の生活」に変更)を楽しむこと。

以上の事を具体的に掲げて、『日時計日記』に記しました。今振り返ると、概ね目標は達成できたと思います。また、新しい事にチャレンジするのも一つのいい目標です。新しい事に挑戦することは若返りの秘訣と言われております。皆様の目標が定まりましたら、是非『日時計日記』に記して、毎日善いことを綴ってみてください。あるいは、『二百字日記』を書くのもいいかもしれません。一日一日が充実すること間違いありません。私の2024(令和6)年の目標は「元旦0時の神想観」で決めたいと思います。

さて、生長の家総裁・谷口雅宣先生は新年のメッセージの最後に、「今年は「辰年」ですから、温暖化や気候変動が進んでいく中でも、恐怖や不安に身を縮こませることなく、雲を呼ぶ龍のように、自然界を味方にして「神の子・人間」の信仰を深め、人々に弘めていこうではありませんか。」(詳細は本誌1頁)と、お示しくださっています。私たちはこの一年も信仰者として〝倫理的な生活〟を今こそ実践し、〝新しい文明〟を築き、世界平和実現すべく前進してまいりましょう。その基礎として「神の子・人間の自覚」、つまり、三正行は欠かせません。私が毎朝、Facebookプライベートグループ【サンサン山陰】で早朝行事を配信することができているのは、一重に皆々様のお陰であります。たとえ、一人で祈っていても、ウェブカメラやパソコンの向こうには皆々様が一緒に行じておられると思うと、勇気と元気をいただいております。これからも粛々と淡々と皆様と行じ続けて、共にブレない正しい信仰を確立してまいりましょう。そして、この一年が皆様にとってかけがえのない素晴らしい一年でありますことを心から祈念申し上げます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

​(大和島根R6年1月号)
 

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心を浄めて新年を迎えましょう


教化部長 山口哲弘

 

 島根・鳥取教区の神の子の皆様、ありがとうございます。今年も残すところ、あと1ヶ月となりました。あっという間の一年でした。皆様にとってどんな一年だったでしょうか。私は4月に赴任してきまして、Facebookプライベートグループ【サンサン山陰】で毎朝5時から早朝行事を配信させていただきました。3名から始まったこのグループメンバーも今は150名を超えており、朝のリアルタイムでは約50~60名の方がご参加くださっています。こうして続けることができたのも皆様のお蔭であります。ありがとうございます。
 

 さて、今年を振り返ると、昨年2/24に始まったロシアによる国際法に違反したウクライナへの軍事侵攻はまだ続いているだけでなく、イスラエルとパレスチナ・ガザ地区を実効支配している武装組織「ハマス」等との軍事衝突が勃発しました。多くの一般市民が死傷するという戦争の悲惨な報道を見る度に、皆様も心を痛めていることと思います。また、地球温暖化に伴う異常気象により自然災害が頻発し、とりわけ9月に起こったリビア洪水では、多くの方が亡くなっております。このような中、生長の家総裁・谷口雅宣先生は九折スタジオの動画やポッドキャスト(音声データ)、祭典等のご挨拶で私たちに歩むべき方向をお示しくださっておられます。中心者である総裁先生がお元気であられ、時代に応じてご指導していただけることは本当にありがたいことであります。私たち生長の家では、ウクライナ緊急支援イベント「P4U(Peace for Ukraine―ウクライナに平和を)」や「リビア洪水緊急支援募金活動」を行ってまいりました。引き続き、皆様と共に山陰から世界平和実現のために信仰者として〝倫理的な生活〟を実践してまいりたいと存じます。
 

 12月は浄心行を開催します。島根県教化部は12/2(土)、鳥取県教化部は12/3(日)、松江道場は12/9(土)を予定しております。浄心行用紙に心の中にたまっているマイナスな想いをありのまま、気が済むまで書いてください。聖なる神火によって燃させていただきます。当日、会場で記載してもいいですし、予めご自宅で記載して当日までにお持ちいただくか、郵送で送っても構いません。(詳細は本誌1面)。
ご自分で意識しているマイナスな想いは浄心行で浄められますが、知らず知らずに犯した罪は大祓をお勧めします。大晦大祓式は鳥取教区が12/24(日)、島根教区が12/27(水)に各教化部会館で執り行います(詳細は本誌○頁)。しっかりと心を浄めて、新年を迎えましょう。

​(大和島根R5年12月号)
 

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報恩愛行の気持ちを新たに前進しましょう


教化部長 山口哲弘


  島根・鳥取教区の神の子の皆様、ありがとうございます。10/8(日)午後に鳥取・島根ネットフォーラム(総本山オンライン)が開催されました。コロナ禍で団体参拝練成会も中止が続いており、長崎総本山への参拝が中々できない中でのこのネットフォーラムは、まるで総本山に訪れたかのような思いにさせてくれ、感動のうちに終了しました。目等泰夫・総務をはじめ、総本山の皆様のご愛念に心から感謝申し上げると共に、島根教区と鳥取教区のペア教区での開催のために尽力いただいた幹部・信徒・職員の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。
その中で総本山の方にご説明していただきました「世界平和のための特別誓願券」の申し込みが、両教区ともに11/4(土)までとなっております。まだの方はお急ぎ、教化部事務局までお問い合わせください。ロシアによる国際法に違反したウクライナへの軍事侵攻がまだ続いております。世界平和を目指す私たち生長の家は引き続き、特別誓願券やP4U(Peace for Ukraine-ウクライナに平和を)の取り組み、「新バージョンの世界平和の祈り」の実修等を通して祈り続けましょう。
   また、「リビア洪水緊急支援募金」活動を今月いっぱいまで取り組んでおります。去る9/10(日)に暴風雨「ダニエル」がアフリカ北部リビアに直撃し、2つのダムが決壊しました。これにより引き起こった洪水により大変な被害が報告されて、多くの方が緊急支援を必要としています。「ウクライナ緊急支援募金」と共に皆様のご愛念をよろしくお願い申し上げます。各教化部会館、地方道場に募金箱が設置されております。(※詳細は生長の家公式HPを参照ください。)
 さて、今月は秋季大祭が長崎総本山で執り行われます。感染症対策のため、規模は縮小されての開催ですが、総裁・谷口雅宣先生、白鳩会総裁・谷口純子先生がお出ましになり、4年ぶりの対面で挙行されます。そして、谷口雅春大聖師御生誕日記念式典も行われます。1893(明治26)年11月22日。ご存命なら130歳となられる記念の年です。この機会に決意を新たにしましょう。もしも谷口雅春先生がこの世にお生まれにならず、『生長の家』が出現しなかったならば、きっと今の私は存在しておりません。この想いを共感してくださる方はきっと多いはずと存じます。私たちはこの受けたご恩を決して忘れることなく、恩に報いるために、恩返し、恩送りをしなければなりません。それは次の世代にこの素晴らしい御教えを伝えることであり、この美しい星・地球を残していくことです。そのために、信仰と生活を一致させることが大切です。それは三正行を行じ続けながら、日々の生活では地球環境に優しい〝倫理的な生活〟を送ることであります。たとえ一人ひとりの力は小さくても、皆様の力を結集すれば大きな力になります。いつの日か必ず世界平和が実現し、実相顕現することを信じてご一緒に前進してまいりましょう。          再拝

(大和島根R5年11月号)

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約3年半ぶりの宇治への帰省~コトバの力の大切さ~

教化部長  山口哲弘
 

 島根・鳥取教区の神の子の皆様、ありがとうございます。

宇治別格本山に奉職している妹家族と同居していた父が8月に入り、容態が急変し、HCU(高度治療室)に運ばれたと連絡がきました。ここ数日が山だと聞き、妻はすぐにでも会いに行くべきだと言ってくれましたが、2つの教区を兼務している立場上、教区を離れる決断は出来ませんでした。しかし、教区の皆様からの温かい進言をいただき、また再三の妻からの言葉に背中を押され、約3年半ぶりに宇治へ帰省することにしました。道中、父に会いたい気持ちと、病の現象の父を認めたくない気持ちが入り交じり、複雑な心境でした。母も妹家族も憔悴しており、コロナ禍とは言え、親不孝を恥じました。到着した8/29(火)夜、鳥取教区講師会正副会長ネット会議を行い、翌30日(水)には午前中に島根教区の白鳩会正副会長ネット会議を、午後には鳥取教区の白鳩会総連会長・対策部長ネット会議を行い、インターネットの有り難さを痛感しました。そして、母と共に16時から15分間の面会時間を迎えました。HCUに入りたての時は意思の疎通もできなかったのですが、父の目は開いていました。私は冷えた父の両手を暖めるように握り、「父さん、神の子じゃろ。大丈夫。実相は完全円満じゃろ。(霊界に行くには)まだ早いよ。まだまだ使命があるよ。」というような言葉をマスク越しに満面の笑みを浮かべて、力強く言いました。すると、父の目の輝きがハッキリとしてきました。「コトバの力」の大切さを感じました。あの言葉は神様が私を通して発してくださった言葉だと思い、父と面会して本当に良かったと思いました。あのタイミングで父にあの言葉を伝えなかったら、一生後悔していたと思います。
 また、宇治別格本山宝蔵神社を始め、各社参拝をし、宇治神社、宇治上神社の参拝に加え、山口家のお墓参りもすることができました。父の御守りいただけることを感謝し、心からの祈りを捧げてきました。さらには、昨年3月に御年100歳でお亡くなりになった楠本加美野・前生長の家長老のお墓にもお参りをさせていただきました。生前のご愛念に感謝をお伝えし、近況を報告し、そして決意を新たにしました。当然のことながら、山陰の光明化をお誓い申し上げました。
ところで、父に会う一週間前の8/22(火)、北海道伊達市の小学2年生の女子児童(8歳)が体育の授業後に倒れ、そのまま熱中症で亡くなったというニュースに触れました。信じられません。生長の家では、総裁・谷口雅宣先生が「環境と資源と平和は密接につながっている」ことを以前からご教示くださっています。ロシアによるウクライナへの国際法に違反した軍事侵攻で、日本に住む私たちにもこのことを如実に感じることができ、きっと皆さんも否定できないと思います。コトバの力を大切に使い、後悔しないように、今こそ信仰に基づく〝倫理的な生活〟を続け、世界平和に貢献しましょう。    再拝                      (大和島根令和5年10月号)

 

セーリング

異常気象に待った無し。今こそ地球に優しい〝倫理的な生活〟を!(2)

教化部長 山口哲弘

 島根・鳥取教区の神の子の皆様、ありがとうございます。連日、猛暑が続き、熱中症アラートがほぼ毎日のように発出されておりますが、皆様、お元気でお過ごしでしょうか?先日、7/28(金)に大変ショックなニュースを目にしました。それは山形県の中学1年生の女の子(13歳)が部活後の帰宅途中に熱中症で亡くなったというのです。信じられません。私たちが子どもの頃には考えられないことです。とんでもない時代に突入したのではないかと感じました。また、私は同じ日の夕方からゲリラ豪雨に遭い、とんでもない大きな音と共に稲妻が落ち、私が住む松江市の一部で停電になりました。19:30~23:00ごろまでの約3時間半。電気が全く使えませんでした。冷房も扇風機も冷蔵庫もWIFIも使えません。いつ復旧するかも分からない状態で、大げさかもしれませんが、一瞬、生命の危機を感じました。このまま電気が復旧しなかったなら、どうなるのかと。
 生長の家総裁・谷口雅宣先生は7/20から九折スタジオのポッドキャスト(音声)の配信をお始めになられ、ネット環境にあれば、私たちも総裁先生のお声をいつでも聞けるようになりました。7/31に配信してくださいました「歩きながら思う(1)」で、総裁先生は標高1,300メートルにある国際本部〝森の中のオフィス〟へ徒歩で出勤しながら、ご自身の執務室が30℃になったことに触れて、概ね以下のようなことをお話くださっています。


 この地球温暖化はしばらく止まらないこと。さらにスピードを増して温暖化が進むこと。これからどうやって災害が頻繁に起こる状況を生き延びていくのか、どうやって温暖化の時代の気候にアダプト(adapt/適応)していくのか、その生き方が必要になってくること。都会に住む世界の大多数の人がどうやって温暖化の波に適応していくのか、大変難しい問題に直面していること。都会の便利さというものに期待して、政府や社会制度に要求していく時代ではなく、私たち個人個人がそれぞれのコミニティを大切にしながら、自然の中で(大げさに聞こえますが)避難生活を送っていく時代に突入していること。


 落雷による停電で生命の危機を感じたばかりの私は激しく共感しました。

 生長の家を信仰する私たちは〝新しい文明〟の基礎を構築して足元から平和を実現するべく、日々の暮らしの中で〝倫理的な生活〟(具体的には温室効果ガスである二酸化炭素をできるだけ排出しない生活)を心がけましょう。それが今の時代の愛行であり、宗教生活の実践です。
 最後に、9月は秋季慰霊祭が執り行われます。鳥取教区は17日(日)、島根教区は20日(水)です。山陰地方の光明化に尽力してくださった先人の皆様がおられたので今の私たちがあり、いのちのゆには(教化部会館、地方道場)があります。一柱でも二柱でも構いませんので、感謝報恩の想いで霊牌供養をしましょう。そして、次の世代に生長の家の素晴らしい御教えを伝えてまいりましょう。再拝

 

(大和島根R5年9月号)
 

ハスの花

異常気象に待った無し。今こそ地球に優しい〝倫理的な生活〟を!

教化部長 山口哲弘

 島根・鳥取教区の神の子の皆様、ありがとうございます。7月に入って、地球温暖化に伴う異常気象が頻発しております。記録的短時間大雨が降ったかと思うと、熱中症に気をつけないといけないほどの暑さに襲われ、体調管理がとても難しい日々が続いております。生長の家総裁・谷口雅宣先生はフェイスブック「生長の家総裁」のページで「二百字日記」をほぼ毎日配信してくださっておられます。2023年7月1日には山口県や九州の記録的な大雨について触れられ、お住まいの山梨県北杜市で大雨の音を聞きながら、
「温暖化を前にした人類の無為の結果だ。地球に水道栓は付いてないから、降水量の増大は急には止まらず、今後も気象悪化は続く。」と思われたと記されています。
また、白鳩会総裁・谷口純子先生も新刊書『夢の地平線』のはしがきに
「人間は本質的に、人との共存共栄を望み、理想をもって生きたいという強い願いをもっています。その「生きること」の基盤として必要なのが、良好な地球環境です。
 四十六億年前から存在する地球そのものは、人間の活動によって大きな被害を受けても、やがて長い時間の経過とともに生物が棲む環境を再生するでしょう。しかし、その時の自然界では、人類はもう繁栄できないかもしれません。」とお説きくださっています。いくら生長の家の御教えがどんなに素晴らしくても、この表現の舞台である地球で人類が住めなくなってしまっては元も子もないのです。私たち信仰者ほど真摯にこの地球環境問題に向き合って、今できる〝倫理的な生活〟をしましょう。
 さて、話しは変わりますが、先日、宇治別格本山からメールが届きまして、今年は3年ぶりに制限を設けてですが、本祭が執り行われることになりました。8月18日(午後4時~)の「自然災害並びに世界規模感染症物故者追悼慰霊祭」及び翌19日(午前9時~)の「宝蔵神社盂蘭盆供養大祭本祭」に限定して、生長の家総裁・谷口雅宣先生が斎主としてご奉祀くださり、生長の家白鳩会総裁・谷口純子先生がご臨席くださいます。また、精霊招魂神社祭及び、末一稲荷神社祭、全国流産児無縁霊供養祭につきましては、別の日程によりそれぞれ堀端芳樹・宝蔵神社宮司が斎主となって執り行われます。ただし、引き続き新型コロナウイルス感染防止策を講ずる必要があり、従前通りに全国各地から招霊祭員等の奉仕員(約1,650 人)、及び参拝者(3日間で3,100人)が集まり、宿泊を伴って、猛暑の中で3密を避けつつ、本年の盂蘭盆供養大祭を開催することはできません。このため、本年は、8月18日、19日の祭典の参列者を近畿教区(滋賀、京都第一、京都第二、奈良、大阪、和歌山、兵庫)に限定し、最大200名程度として執り行うとのことです。私たちは参列できませんが、確実にコロナ禍の出口が見えつつあります。両先生のご愛念に感謝しつつ、一柱でも多くの御霊様のご供養の為、霊牌推進をよろしくお願い申し上げます。再拝

 

(大和島根R5年8月号)
 

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