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教 化 部 長 メッセージ

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緑の葉のグループ

山口哲弘教化部長

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「当たり前」で喜べる日々を

​送りましょう

教化部長 山口哲弘

 島根・鳥取教区の神の子の皆様、ありがとうございます。私が昨年4月1日に北海道十勝教区から赴任してまいりまして、一年が経ちました。初めての兼務ですが、両教区の皆々様に温かく迎え入れていただき、何とか今日までやってくることができました。心から感謝申し上げます。
 私事で恐縮ですが、我が家の三姉妹も皆様のお蔭でこの4月から大学生、高校生、中学生に進学することができました。子どもが成長するのは「当たり前」の事ではありますが、実はこの「当たり前が有り難い」事であります。私はこのことを忘れないように心がけております。と言うのも、長女が1歳半の時に心臓の手術をしているからです。今でこそ健康で元気な娘ですが、当時は「心室中隔欠損」という先天性の病気を抱えて生まれました。あの時は生長の家の信仰生活で一番の壁にぶち当たったのを記憶しております。何のために生長の家を信仰しているのか分からない状態に陥りました。世間を見渡すと「心の法則」を知らずに、何不自由なく暮らしている人が沢山いる中で、私は生長の家に触れ、「心の法則」を学んだが故に苦しみました。娘がこのように病気で苦しんでいるのは、私の何の心の影なのか?先祖の業なのか?夫婦の心の影なのか?こんなにも苦しくなるぐらいなら、「心の法則」を知らなかった方がよかったとさえ思うほどに悩みました。
 しかし、やはり救いは生長の家にありました。楠本加美野・生長の家長老(当時)は『人類無罪宣言』(谷口雅春先生著)の一節を紹介してくださいました。「業の流転の奥には必ず実相がある」、「実相の完全さが映すように運命づけられている」と。私は私自身を真理で責めることから、ようやく解放されました。また、楠本長老はご自身の三人続けて流産した体験を語りつつ、「山口君、結果的には一番善いようになるんだよ~」と力強く仰ってくださいました。私は涙を流しながら、その言葉を胸に刻みました。
 娘がお世話になっていた近畿大学付属奈良病院で6時間の手術を受けました。無事に手術は成功し、それまで中々体重が増えなかった娘は見る見る大きく肥えはじめました。後日、病院から請求された高額な入院・手術費に、思わず転職も脳裏を過ぎりましたが、「心室中隔欠損」は国の特定疾患に指定されていたので、京都府と国の補助で賄うことができました。だから、私はこの神様のお仕事を続けさせていただけているのです。
先日、山陰に来て3回目、合計11回目の献血をさせていただきました。娘の手術でも輸血で助けていただいているので、少しでもご恩返しとの思いもあり、続けています。「あらゆる人間の不幸は、当たり前で喜べない為に起こるものであることを知れ。当たり前で喜べるようになったとき、その人の一切の不幸は拭い取られる。」と、『自然流通の神示』には説かれております。皆様、どうぞ「当たり前」を喜んで、感謝して、毎日を明るく過ごしましょう。

​(大和島根R6年3月号より)

桃の花 (1).jpg

愛行により超次元に私たちの運動を拡大しましょう

教化部長 山口哲弘
 

 島根・鳥取教区の神の子の皆様、ありがとうございます。3月1日は立教95年生長の家春季記念日、生長の家総裁法燈継承記念式典を迎えます。皆様、おめでとうございます。また、本部褒賞、地方褒賞を受賞された皆様、おめでとうございます。私たちがこうして御教えに触れ、信じ、行じ、救われたのは、生長の家創始者・谷口雅春先生が『生長の家』誌を執筆し、「人間・神の子」の教えをお説きくださったお陰であります。そして、教区を支えてくださった先人の皆様が道を伝えて(伝道して)くださったお陰であります。その報恩感謝の思いをこの機会に深め、一人でも多くの方に素晴らしい「人間・神の子」の御教えを伝えてまいりましょう。
しかしながら、皆様もご承知のように今年度の運動には「目標」を掲げておりません。「目標」を掲げて運動を展開するプラス面もありましたが、弊害もありました。数に捕らわれてしまう傾向が無きにしもあらずでした。これからの運動は「より丁寧に案内し、相手の意思を尊重して」伝道します。無理せず、急がず、等身大の私たちで伝道します。「与えること」に宗教上の重要な意義があるとの前提を踏まえて、「社会奉仕によって自己の生命を拡大する」という「“神の子”の伸び方」を、運動の前面に掲げています。
 

 その社会奉仕・社会貢献する愛行として、オープン食堂を毎月開催しております。島根・鳥取両教区ともに教化部会館を会場にし、鳥取教区は今月で第3回、島根教区は第7回を数えます。みんなが笑顔になるオープン食堂に是非お越しください。また、運営にもご協力いただきたいと存じます。また、毎月11日は貧しい方々に想いを馳せる「一汁一飯の日」とさせていただいております。これもまた、是非実践していただきたいと思います。他にも、自然を愛でて『日時計日記』や『二百字日記』を綴ったり、クリーンウォーキングや神社清掃、ウクライナ緊急支援募金、能登半島地震支援募金など、様々な愛行を皆様で実践しておられますが、今まで以上に愛を出し、「個人への奉仕より更に拡大延長して、社会奉仕、国家奉仕、世界奉仕にまで自己の生命を拡大」してまいりましょう。
 

 最後に、機関誌『生長の家』誌2024年2月号4~11頁に総裁・谷口雅宣先生の毎日新聞のインタビューが掲載されています。「注目されるのは、総裁先生が「政治と宗教」の関係で今回、自民党が旧統一教会との長年の関係を簡単に反故にしたように、生長の家の場合も、教団が長年支援してきた政治家が教団に不利な選挙制度を自ら作り、教団との関係を断つなどした事実を挙げ、権力を求める政治と、宗教が尊重する信仰の純粋性とは相容れないことを強調されている点です。」(同誌4~5頁)とあります。是非とも熟読していただき、今の運動への理解を深める一助としてくださることを心から念願しております。ブレない正しい信仰を確立して、「本物の生長の家人」となりましょう。(大和島根R6年3月号)
 

冬

今こそ日時計主義で〝倫理的な生活〟を実践しましょう

教化部長 山口哲弘

 島根・鳥取教区の神の子の皆様、ありがとうございます。先月、「一年の計は元旦にあり」と申し上げましたが、私の2024(令和6)年の目標は「笑門来幸(しょうもんらいこう)」と、元旦0時の神想観で決めました。この言葉は昨年末12月15日に妻と一緒に初めて訪れた菅原天満宮で引いたおみくじにありました。本当は長女と次女の合格祈願に行ったのですが、善い言葉に出会いました。「笑う門には幸い来る。ねてもさめてもにこにこと。」と記されてありました。今年はいつも以上に笑顔を大切に過ごしてまいりたいと決意しました。


 さて、話しは変わりますが、皆様もご存じのように1月1日の「令和6年能登半島地震」により、石川県で232名がお亡くなりになり、21名が安否不明です(1/17現在)。大変多くの方が被災され、交通網も通信手段も遮断されており、支援が中々行き届きにくい状況が続いていると伺っております。何とか一人でも多くの方が助かり、これ以上の被害が広がらないことを願わずにはおれません。


 私は2011(平成23)年の東日本大震災が起こって、宇治から東北へ復興支援ボランティアにまいりました。何度も宇治と東北を往復し、宇治の職員、奉仕員、研修生と共に汗を流しました。悲惨な現状を見て涙も流しました。自分の非力さ、無力さも痛感しましたが、それ以上に人々の助け合う姿に勇気をいただきました。翌年には宇治で集中豪雨が発生し、東北での経験を活かし、毎日のように宇治市社会福祉協議会(ボランティアセンター)に通いました。被災者のニーズを拾い、他のボランティア団体とも連携し、細かくボランティア活動を行いました。2019(令和元)年の台風19号では長野県の千曲川や福島県の阿武隈川が氾濫し、多くの被害が生じました。当時、国際本部にいましたが、以前の経験を活かし、先発隊として福島県に入り、本部員の皆さんとボランティア活動に従事しました。「自然の恵みフェスタ2019」を中止し、総裁・谷口雅宣先生、白鳩会総裁・谷口純子先生も御自らお出ましになり、長野県でボランティアをなされ、その両先生のお姿に感動の気持ちが溢れ出ました。


 皆様にできることをお伝えするならば、まずは祈ることです。日々の行で世界平和を祈ることが第一です。『自然と人間の大調和を観ずる祈り』や『大自然讃歌』の拝読もお勧めです。募金も後日、生長の家全体で募ることになろうかと思います。また、ハザードマップ等をチェックしておくことや、もしもの時のために家族でどう行動するかを話し合っておくこと、災害備品を調達しておくことも出来る範囲で進めておきましょう。そして、これが最も大切なことですが、一日一日を感謝して、日時計主義で生きることです。信仰者として、〝倫理的な生活〟を実践することです。その生き方が巡り巡って被災された方々のためになるのみならず、世界の平和につながるからです。今こそ日時計主義で〝倫理的な生活〟をしましょう。

​(大和島根R6年2月号より)
 

富士山の眺め

一年の計は元旦にあり。


教化部長 山口哲弘

 

島根・鳥取教区の神の子の皆様、新年、明けましておめでとうございます。ありがとうございます。

昔から「一年の計は元旦にあり」と申します。新しい年の新しい目標を是非、一月一日の節目の日に決意しましょう。ちなみに、私の2023(令和5)年の目標は「合掌三昧(がっしょうざんまい)」でした。つまり、すべての生きとし生けるもの、在りとしあらゆるものに合掌し、祝福讃嘆し、礼拝することを一番の目標としました。そのために、

①毎朝、早朝行事を怠らずに行じること。

②毎日、『日時計日記』を書き続けること。

③体調管理をすること。

④「北海道生活」(→4月から「山陰(鳥取・島根)の生活」に変更)を楽しむこと。

以上の事を具体的に掲げて、『日時計日記』に記しました。今振り返ると、概ね目標は達成できたと思います。また、新しい事にチャレンジするのも一つのいい目標です。新しい事に挑戦することは若返りの秘訣と言われております。皆様の目標が定まりましたら、是非『日時計日記』に記して、毎日善いことを綴ってみてください。あるいは、『二百字日記』を書くのもいいかもしれません。一日一日が充実すること間違いありません。私の2024(令和6)年の目標は「元旦0時の神想観」で決めたいと思います。

さて、生長の家総裁・谷口雅宣先生は新年のメッセージの最後に、「今年は「辰年」ですから、温暖化や気候変動が進んでいく中でも、恐怖や不安に身を縮こませることなく、雲を呼ぶ龍のように、自然界を味方にして「神の子・人間」の信仰を深め、人々に弘めていこうではありませんか。」(詳細は本誌1頁)と、お示しくださっています。私たちはこの一年も信仰者として〝倫理的な生活〟を今こそ実践し、〝新しい文明〟を築き、世界平和実現すべく前進してまいりましょう。その基礎として「神の子・人間の自覚」、つまり、三正行は欠かせません。私が毎朝、Facebookプライベートグループ【サンサン山陰】で早朝行事を配信することができているのは、一重に皆々様のお陰であります。たとえ、一人で祈っていても、ウェブカメラやパソコンの向こうには皆々様が一緒に行じておられると思うと、勇気と元気をいただいております。これからも粛々と淡々と皆様と行じ続けて、共にブレない正しい信仰を確立してまいりましょう。そして、この一年が皆様にとってかけがえのない素晴らしい一年でありますことを心から祈念申し上げます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

​(大和島根R6年1月号)
 

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心を浄めて新年を迎えましょう


教化部長 山口哲弘

 

 島根・鳥取教区の神の子の皆様、ありがとうございます。今年も残すところ、あと1ヶ月となりました。あっという間の一年でした。皆様にとってどんな一年だったでしょうか。私は4月に赴任してきまして、Facebookプライベートグループ【サンサン山陰】で毎朝5時から早朝行事を配信させていただきました。3名から始まったこのグループメンバーも今は150名を超えており、朝のリアルタイムでは約50~60名の方がご参加くださっています。こうして続けることができたのも皆様のお蔭であります。ありがとうございます。
 

 さて、今年を振り返ると、昨年2/24に始まったロシアによる国際法に違反したウクライナへの軍事侵攻はまだ続いているだけでなく、イスラエルとパレスチナ・ガザ地区を実効支配している武装組織「ハマス」等との軍事衝突が勃発しました。多くの一般市民が死傷するという戦争の悲惨な報道を見る度に、皆様も心を痛めていることと思います。また、地球温暖化に伴う異常気象により自然災害が頻発し、とりわけ9月に起こったリビア洪水では、多くの方が亡くなっております。このような中、生長の家総裁・谷口雅宣先生は九折スタジオの動画やポッドキャスト(音声データ)、祭典等のご挨拶で私たちに歩むべき方向をお示しくださっておられます。中心者である総裁先生がお元気であられ、時代に応じてご指導していただけることは本当にありがたいことであります。私たち生長の家では、ウクライナ緊急支援イベント「P4U(Peace for Ukraine―ウクライナに平和を)」や「リビア洪水緊急支援募金活動」を行ってまいりました。引き続き、皆様と共に山陰から世界平和実現のために信仰者として〝倫理的な生活〟を実践してまいりたいと存じます。
 

 12月は浄心行を開催します。島根県教化部は12/2(土)、鳥取県教化部は12/3(日)、松江道場は12/9(土)を予定しております。浄心行用紙に心の中にたまっているマイナスな想いをありのまま、気が済むまで書いてください。聖なる神火によって燃させていただきます。当日、会場で記載してもいいですし、予めご自宅で記載して当日までにお持ちいただくか、郵送で送っても構いません。(詳細は本誌1面)。
ご自分で意識しているマイナスな想いは浄心行で浄められますが、知らず知らずに犯した罪は大祓をお勧めします。大晦大祓式は鳥取教区が12/24(日)、島根教区が12/27(水)に各教化部会館で執り行います(詳細は本誌○頁)。しっかりと心を浄めて、新年を迎えましょう。

​(大和島根R5年12月号)
 

総本山鳥井.jpg

報恩愛行の気持ちを新たに前進しましょう


教化部長 山口哲弘


  島根・鳥取教区の神の子の皆様、ありがとうございます。10/8(日)午後に鳥取・島根ネットフォーラム(総本山オンライン)が開催されました。コロナ禍で団体参拝練成会も中止が続いており、長崎総本山への参拝が中々できない中でのこのネットフォーラムは、まるで総本山に訪れたかのような思いにさせてくれ、感動のうちに終了しました。目等泰夫・総務をはじめ、総本山の皆様のご愛念に心から感謝申し上げると共に、島根教区と鳥取教区のペア教区での開催のために尽力いただいた幹部・信徒・職員の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。
その中で総本山の方にご説明していただきました「世界平和のための特別誓願券」の申し込みが、両教区ともに11/4(土)までとなっております。まだの方はお急ぎ、教化部事務局までお問い合わせください。ロシアによる国際法に違反したウクライナへの軍事侵攻がまだ続いております。世界平和を目指す私たち生長の家は引き続き、特別誓願券やP4U(Peace for Ukraine-ウクライナに平和を)の取り組み、「新バージョンの世界平和の祈り」の実修等を通して祈り続けましょう。
   また、「リビア洪水緊急支援募金」活動を今月いっぱいまで取り組んでおります。去る9/10(日)に暴風雨「ダニエル」がアフリカ北部リビアに直撃し、2つのダムが決壊しました。これにより引き起こった洪水により大変な被害が報告されて、多くの方が緊急支援を必要としています。「ウクライナ緊急支援募金」と共に皆様のご愛念をよろしくお願い申し上げます。各教化部会館、地方道場に募金箱が設置されております。(※詳細は生長の家公式HPを参照ください。)
 さて、今月は秋季大祭が長崎総本山で執り行われます。感染症対策のため、規模は縮小されての開催ですが、総裁・谷口雅宣先生、白鳩会総裁・谷口純子先生がお出ましになり、4年ぶりの対面で挙行されます。そして、谷口雅春大聖師御生誕日記念式典も行われます。1893(明治26)年11月22日。ご存命なら130歳となられる記念の年です。この機会に決意を新たにしましょう。もしも谷口雅春先生がこの世にお生まれにならず、『生長の家』が出現しなかったならば、きっと今の私は存在しておりません。この想いを共感してくださる方はきっと多いはずと存じます。私たちはこの受けたご恩を決して忘れることなく、恩に報いるために、恩返し、恩送りをしなければなりません。それは次の世代にこの素晴らしい御教えを伝えることであり、この美しい星・地球を残していくことです。そのために、信仰と生活を一致させることが大切です。それは三正行を行じ続けながら、日々の生活では地球環境に優しい〝倫理的な生活〟を送ることであります。たとえ一人ひとりの力は小さくても、皆様の力を結集すれば大きな力になります。いつの日か必ず世界平和が実現し、実相顕現することを信じてご一緒に前進してまいりましょう。          再拝

(大和島根R5年11月号)

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約3年半ぶりの宇治への帰省~コトバの力の大切さ~

教化部長  山口哲弘
 

 島根・鳥取教区の神の子の皆様、ありがとうございます。

宇治別格本山に奉職している妹家族と同居していた父が8月に入り、容態が急変し、HCU(高度治療室)に運ばれたと連絡がきました。ここ数日が山だと聞き、妻はすぐにでも会いに行くべきだと言ってくれましたが、2つの教区を兼務している立場上、教区を離れる決断は出来ませんでした。しかし、教区の皆様からの温かい進言をいただき、また再三の妻からの言葉に背中を押され、約3年半ぶりに宇治へ帰省することにしました。道中、父に会いたい気持ちと、病の現象の父を認めたくない気持ちが入り交じり、複雑な心境でした。母も妹家族も憔悴しており、コロナ禍とは言え、親不孝を恥じました。到着した8/29(火)夜、鳥取教区講師会正副会長ネット会議を行い、翌30日(水)には午前中に島根教区の白鳩会正副会長ネット会議を、午後には鳥取教区の白鳩会総連会長・対策部長ネット会議を行い、インターネットの有り難さを痛感しました。そして、母と共に16時から15分間の面会時間を迎えました。HCUに入りたての時は意思の疎通もできなかったのですが、父の目は開いていました。私は冷えた父の両手を暖めるように握り、「父さん、神の子じゃろ。大丈夫。実相は完全円満じゃろ。(霊界に行くには)まだ早いよ。まだまだ使命があるよ。」というような言葉をマスク越しに満面の笑みを浮かべて、力強く言いました。すると、父の目の輝きがハッキリとしてきました。「コトバの力」の大切さを感じました。あの言葉は神様が私を通して発してくださった言葉だと思い、父と面会して本当に良かったと思いました。あのタイミングで父にあの言葉を伝えなかったら、一生後悔していたと思います。
 また、宇治別格本山宝蔵神社を始め、各社参拝をし、宇治神社、宇治上神社の参拝に加え、山口家のお墓参りもすることができました。父の御守りいただけることを感謝し、心からの祈りを捧げてきました。さらには、昨年3月に御年100歳でお亡くなりになった楠本加美野・前生長の家長老のお墓にもお参りをさせていただきました。生前のご愛念に感謝をお伝えし、近況を報告し、そして決意を新たにしました。当然のことながら、山陰の光明化をお誓い申し上げました。
ところで、父に会う一週間前の8/22(火)、北海道伊達市の小学2年生の女子児童(8歳)が体育の授業後に倒れ、そのまま熱中症で亡くなったというニュースに触れました。信じられません。生長の家では、総裁・谷口雅宣先生が「環境と資源と平和は密接につながっている」ことを以前からご教示くださっています。ロシアによるウクライナへの国際法に違反した軍事侵攻で、日本に住む私たちにもこのことを如実に感じることができ、きっと皆さんも否定できないと思います。コトバの力を大切に使い、後悔しないように、今こそ信仰に基づく〝倫理的な生活〟を続け、世界平和に貢献しましょう。    再拝                      (大和島根令和5年10月号)

 

セーリング

異常気象に待った無し。今こそ地球に優しい〝倫理的な生活〟を!(2)

教化部長 山口哲弘

 島根・鳥取教区の神の子の皆様、ありがとうございます。連日、猛暑が続き、熱中症アラートがほぼ毎日のように発出されておりますが、皆様、お元気でお過ごしでしょうか?先日、7/28(金)に大変ショックなニュースを目にしました。それは山形県の中学1年生の女の子(13歳)が部活後の帰宅途中に熱中症で亡くなったというのです。信じられません。私たちが子どもの頃には考えられないことです。とんでもない時代に突入したのではないかと感じました。また、私は同じ日の夕方からゲリラ豪雨に遭い、とんでもない大きな音と共に稲妻が落ち、私が住む松江市の一部で停電になりました。19:30~23:00ごろまでの約3時間半。電気が全く使えませんでした。冷房も扇風機も冷蔵庫もWIFIも使えません。いつ復旧するかも分からない状態で、大げさかもしれませんが、一瞬、生命の危機を感じました。このまま電気が復旧しなかったなら、どうなるのかと。
 生長の家総裁・谷口雅宣先生は7/20から九折スタジオのポッドキャスト(音声)の配信をお始めになられ、ネット環境にあれば、私たちも総裁先生のお声をいつでも聞けるようになりました。7/31に配信してくださいました「歩きながら思う(1)」で、総裁先生は標高1,300メートルにある国際本部〝森の中のオフィス〟へ徒歩で出勤しながら、ご自身の執務室が30℃になったことに触れて、概ね以下のようなことをお話くださっています。


 この地球温暖化はしばらく止まらないこと。さらにスピードを増して温暖化が進むこと。これからどうやって災害が頻繁に起こる状況を生き延びていくのか、どうやって温暖化の時代の気候にアダプト(adapt/適応)していくのか、その生き方が必要になってくること。都会に住む世界の大多数の人がどうやって温暖化の波に適応していくのか、大変難しい問題に直面していること。都会の便利さというものに期待して、政府や社会制度に要求していく時代ではなく、私たち個人個人がそれぞれのコミニティを大切にしながら、自然の中で(大げさに聞こえますが)避難生活を送っていく時代に突入していること。


 落雷による停電で生命の危機を感じたばかりの私は激しく共感しました。

 生長の家を信仰する私たちは〝新しい文明〟の基礎を構築して足元から平和を実現するべく、日々の暮らしの中で〝倫理的な生活〟(具体的には温室効果ガスである二酸化炭素をできるだけ排出しない生活)を心がけましょう。それが今の時代の愛行であり、宗教生活の実践です。
 最後に、9月は秋季慰霊祭が執り行われます。鳥取教区は17日(日)、島根教区は20日(水)です。山陰地方の光明化に尽力してくださった先人の皆様がおられたので今の私たちがあり、いのちのゆには(教化部会館、地方道場)があります。一柱でも二柱でも構いませんので、感謝報恩の想いで霊牌供養をしましょう。そして、次の世代に生長の家の素晴らしい御教えを伝えてまいりましょう。再拝

 

(大和島根R5年9月号)
 

ハスの花

異常気象に待った無し。今こそ地球に優しい〝倫理的な生活〟を!

教化部長 山口哲弘

 島根・鳥取教区の神の子の皆様、ありがとうございます。7月に入って、地球温暖化に伴う異常気象が頻発しております。記録的短時間大雨が降ったかと思うと、熱中症に気をつけないといけないほどの暑さに襲われ、体調管理がとても難しい日々が続いております。生長の家総裁・谷口雅宣先生はフェイスブック「生長の家総裁」のページで「二百字日記」をほぼ毎日配信してくださっておられます。2023年7月1日には山口県や九州の記録的な大雨について触れられ、お住まいの山梨県北杜市で大雨の音を聞きながら、
「温暖化を前にした人類の無為の結果だ。地球に水道栓は付いてないから、降水量の増大は急には止まらず、今後も気象悪化は続く。」と思われたと記されています。
また、白鳩会総裁・谷口純子先生も新刊書『夢の地平線』のはしがきに
「人間は本質的に、人との共存共栄を望み、理想をもって生きたいという強い願いをもっています。その「生きること」の基盤として必要なのが、良好な地球環境です。
 四十六億年前から存在する地球そのものは、人間の活動によって大きな被害を受けても、やがて長い時間の経過とともに生物が棲む環境を再生するでしょう。しかし、その時の自然界では、人類はもう繁栄できないかもしれません。」とお説きくださっています。いくら生長の家の御教えがどんなに素晴らしくても、この表現の舞台である地球で人類が住めなくなってしまっては元も子もないのです。私たち信仰者ほど真摯にこの地球環境問題に向き合って、今できる〝倫理的な生活〟をしましょう。
 さて、話しは変わりますが、先日、宇治別格本山からメールが届きまして、今年は3年ぶりに制限を設けてですが、本祭が執り行われることになりました。8月18日(午後4時~)の「自然災害並びに世界規模感染症物故者追悼慰霊祭」及び翌19日(午前9時~)の「宝蔵神社盂蘭盆供養大祭本祭」に限定して、生長の家総裁・谷口雅宣先生が斎主としてご奉祀くださり、生長の家白鳩会総裁・谷口純子先生がご臨席くださいます。また、精霊招魂神社祭及び、末一稲荷神社祭、全国流産児無縁霊供養祭につきましては、別の日程によりそれぞれ堀端芳樹・宝蔵神社宮司が斎主となって執り行われます。ただし、引き続き新型コロナウイルス感染防止策を講ずる必要があり、従前通りに全国各地から招霊祭員等の奉仕員(約1,650 人)、及び参拝者(3日間で3,100人)が集まり、宿泊を伴って、猛暑の中で3密を避けつつ、本年の盂蘭盆供養大祭を開催することはできません。このため、本年は、8月18日、19日の祭典の参列者を近畿教区(滋賀、京都第一、京都第二、奈良、大阪、和歌山、兵庫)に限定し、最大200名程度として執り行うとのことです。私たちは参列できませんが、確実にコロナ禍の出口が見えつつあります。両先生のご愛念に感謝しつつ、一柱でも多くの御霊様のご供養の為、霊牌推進をよろしくお願い申し上げます。再拝

 

(大和島根R5年8月号)
 

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