

相愛会のページ

武田力也相愛会連合会長

相愛会だより 会員紹介 VOL.11
人生には無駄なものは何一つない
松江城西相愛会 多久春夫
私が生長の家を知るきっかけとなったのは、私が結婚をした当時、妻のお母さんから「生長の家の聖使命会員になりなさい。守られていい事があるから。」と言われ、聖使命に入ったのがきっかけです。
当時、一年に一回必ず生長の家講習会が松江総合体育館で開催され、行くと大型バスが十数台駐車され、体育館の入口まで行きますと、向こうから手を合わせて「ありがとうございます。」と何人もの生長の家の方から声をかけられ、いったい何がありがたいのか、さっぱりわからず、初めのうちは妙な所へ来たな、帰ろうかなと思いましたが、家族も一緒に受けていましたので、仕方なく毎年参加しておりました。
それから何年かが過ぎ、何事もなく仕事に精を出して勤めていたある日の春、突然体調を崩してしまい長期に亘り、仕事を休む事になりました。体調は三ヶ月たっても快復せず、六月に義母から「宇治別格本山の十日間練成に行っておいで。」と言われ、何も考える事の出来ない状態で参加する事になりました。講話には毎回参加しているだけで、ただボーっとしておりましたが、今になって覚えているのは、楠本加美野講師のお話の中で、「思ったことは必ず思うようになっていますよ。」「あなた達は現象を見て、どうにもならんと思ってないですか?どうにもならんと思ったことが思うようになっているんですよ。人間は神の子だからちゃんと思った事は実現するんだねー。だから、常に自分は神の子だー神の子だーと唱え思えばいいんだねー。」と優しくお話下さいました。そう言われても当時の私はただそうなんだと思うしかなく、自分の事さえ考える余裕もありませんでした。宇治から帰っても体の状態は一層悪くなり、仕事に出てみたものの手につかず、仕事をやめる事になりました。
しかし、宇治に行ったのがと良かったのか、仕事をやめた事が良かったのか、体調は徐々に快復し、身の回りの事も出来るようになり、長野隆治講師のもとで開催される誌友会に勧められ、参加させていただくようになり、生長の家の真理を学ばせて頂きました。そのお陰で、仕事をやめてから一年後には、新しい仕事が見つかり、今までとは全く違う仕事に就くことが出来ました。生長の家の教えにある「人生には無駄なものは何一つもない」ことを実感し、現在に至っております。
『日々の祈り』の中には、「『人間は不滅の生命(いのち)なり』との自覚から人生を見れば、人生のすべての経験がその人の魂の成長過程であり、神の子の本質が表出される過程であることが了解できるのである」(同書164頁)と書いてあります。これからも、今まで自分が経験した事はありがたいなと思える様に、日々前進していきたいと思います。
(大和島根R5年10月号)

相愛会だより 会員紹介Vol.10
地域に愛をもたらす若者と共に
*生長の家栄える会 会報『七宝の塔』令和5年6月号に掲載されました記事を紹介いたします
生長の家島根教区栄える会 会頭 石田貢三
私には生長の家の信仰生活を行う上で、もう一つのライフワークがあります。それは「地域活性化の奉仕事業」です。俗にいう“まちおこし”で、現在は「地域づくりアドバイザー」として若者が中心の「地域おこし協力隊」のアドバイザーを務めております。
きっかけは約20年前、地元の自治会長になったことでした。その頃、私は50歳直前で会社勤めをしていましたが、自治会長に就いてからというもの、直後に自治会内の施設である「益田市立益田児童館」の館長を任されました。それもあって50代半ばで会社を勇退し、“個人事業主”として「システム工房」という社名でコンピューター取扱業を起業し、生長の家島根教区栄える会にご縁をいただく運びとなりました。それに加え、国の政策で地域づくりを担う「集落支援員」として益田市の嘱託職員となり、4年間本格的に地域づくりに携わり、地域づくりを担う人材と連携する「地域サポート人アドバイザー」と「地域づくりアドバイザー」のお役を頂き、「地域おこし協力隊」とのご縁をいただきました。
地域おこし協力隊とは都市地域から人口減少や高齢化等の進行が著しい過疎地域等に移住して、地域ブランドや地場産品の開発・販売・PR等の地域おこし支援、農林水産業への従事、住民支援などの「地域協力活動」を行いながら、その地域への定住・定着を図る制度です。令和4年度末時点では全国で約6500名が活動中で、約4割が女性、約7割が20代から30代の若者が活躍していて、任期終了後も約7割が同じ地域に定住しているという状況です。
一口に地域づくりといっても様々な意見がありますが、私自身は地域への“愛の実践”だと考えております。マザー・テレサは“愛”の反対語は“無関心”と言っていますように、ただ地域やその地域の人々のことを思い(関心を持ち)、寄り添い、自分自身のことと考え、今自分が出来ることをやらしていただく、奉仕の行いが愛だと考えます。
最近はUターンや孫ターンの方もありますが、多くは縁もゆかりもない地域を都会暮らしより田舎暮らしを選ぶ「Iターン」として、ゼロから地元人としての役割を担ってくれています。彼等とは主に任期始めの隊員を対象とした初任者研修会等で知り合い、活動地域の現状やこうなれば良いという想い、また、こうあってほしい将来像、それらに自分がどう関われば良いのか等々を熱く語りあってきました。
一人の「田舎のおじさん」として、10年前から全国で年数回、計36回のアドバイザー役を務めてまいりました。地域の人々との付き合い方や溶け込み方等の助言を行いつつ、個人の悩み相談にものっています。一方で、研修会等では逆に彼等から毎回多くを学んでいます。それは、彼等が活動地域である田舎が好きで、地域に愛をもたらし日本を地域から明るく元気にしてくれる若者達だということです。
生長の家の信仰生活は愛の実践ですから、同じように地域づくりも愛の実践と言えます。愛を投ずれば、その愛が大きく増幅していきます。これからも生長の家の信仰生活に基づく地域づくりを、愛行の実践という意味で真剣に、且つ楽しみながら続けてまいります。
(大和島根R5年9月号より)

相愛会対策部だより
ある日突然、聖使命会員に!!
三隅相愛会 冨金原 完
彼(64歳)は、私の家から約一キロ離れた隣接する集落に住んでいて、今は亡き母親が
生長の家の信徒であり、その後姿を見ながら生活をされていた。実家は酒店で、その跡継ぎとして店を経営しておられたが、時代の推移により今から二十年前に閉店をよぎなくされ、以来新聞配達等をしながら、黙々と努力の日々を過ごされている。
その様な彼に、私は生長の家の誌友会に誘ったところ、素直に参加してくれた。それが今から八年前である。
それからは誌友会は勿論のこと、食事をしたり、書道の習い事や、就職、住居の斡旋等も行うなどして人間関係を深めていった。それから二年が経過した時に、聖使命会員の入会について誘うと、「自分はまだその気にはなれない」との返事だった。「それではその気になるまで待っているヨ!!」と言って六年が過ぎたが、この度(六月十四日)自分の方から入会させて頂きたいと申し出があった。六年の経緯はあるものの、自ら進んで申し込みをしてくれた彼に、思わず私は嬉しくて悦びで感極まった。本当に良かった!
この度私も組織拡大対策部長を拝命し、少しでも相愛会連合会の為になるようにと、心がしっかりと前向きな姿勢になったところに、この様な有り難い神縁がつながり、喜びも一入です。神様に深く感謝いたしました。
人、一人を救う為には、長い年月と持続して愛念を送り続けることが肝要であることを再確認したところでありますが、その反面、彼をして六年も決断に時間を要したことは、とりもなおさず、自分自身が生長の家人として日常生活に“人間神の子”の真理を生きてこなかった事を反省するものであり、彼に心からお詫びと感謝をさせて頂いた次第であります。ありがとうございます。合掌
(大和島根R5年8月号より)

明るく楽しく
無量寿会ひらく
相愛会無量寿会会長 大坪 弘衞
去る五月一二日(金)教化部大道場に於いて無量寿会を、春の総会を開催しました。
無量寿会は、七〇歳定年を迎え役職に就けなくなった相愛会員が、その経験と交友関係を生かし、教義を広め、教勢の拡大に務め相愛会活動に貢献する目的を持つ任意団体です。
今回は、新しく島根・鳥取の教化部長として赴任戴いた山口哲弘教化部長にご講話を戴き、後、アトラクションとして、中国大会、全国大会で何回も優勝してこられた、斐川町の原清志会員にご指導戴き、高齢者の頭と体の運動に寄与する「円盤投げ」大会を行い、楽しい一時を過ごしました。

「無煙炭化器」でバイオ炭作り
平田東相愛会 持田正悦
「無煙炭化器」という竹や剪定枝などを燃やして炭を作る器具を購入して自宅の農園で大量に発生する葡萄の剪定枝を焼却し、炭を作ることにしました。
それまでは農協からチッパーを借りてチップにしていましたが、粉砕する音がすさまじく、またガソリンを1日に20ℓくらい使用しなければなりませんでした。
新聞広告で無煙炭化器というものがあることを知り、物は試しにと購入し使用してみたところいけそうな気がしました。これはステンレス製の漏斗をカットしたようなもので、斜めの円筒状のものです。底へ焚き付けを入れて火をつけて上へドンドン焚き木を入れていきます。中は900℃くらいになり勢いよく燃えます。火が燃え尽きたところで水をかけて消火すると消し炭が出来ます。
そこで、さる4月8日(土)に8人程が集まり「実演会」を催しました。火が燃えている間にエコストーブで炊き込みご飯や焼き芋を作り、美味しくいただきました。
出来た炭は肥料の空き袋に入れて保存し、畑に撒いて加里を補給し、ペーハーを上げたり穴に埋めて排水を良くしたり、床下に入れて湿気を取ったり、タンスや冷蔵庫の脱臭・調湿などさまざまな使用法があるようですが、なんといっても二酸化炭素を炭素の形で固定してしまうので地球温暖化防止効果があることが最高のメリットです。
近頃は、山林が竹に侵食され困っていることが多いですが、竹林の整備にも一役買うことが出来ると思っています。
無煙炭化器で出来た炭は「バイオ炭」とも言われ、有機栽培にも有効だそうです。SNIオーガニック菜園部でも使ってみる価値がありそうです。希望者には1袋300円で頒布し、収益はウクライナ支援募金に充てようと思います。
(大和島根R5年7月号)

相愛会だより
会員紹介 vol.9
神様の御加護
神門相愛会 勝部孝
私の家は「生長の家」家系です。親戚の叔母さんから、本当に良い教えだからと・・・まず両親と祖母が入信致しました。それは、私が小学校の低学年の頃で、信仰と愛情に包まれて育てて頂きました。
私はと言いますと、特に父が信仰を熱心にしている姿を見て、そんなに良い宗教なら、どんな教えかを知って見ようと好奇心と義務感(生長の家の家系)の様な思いで、高1の時に練成会へ参加したのが始まりでした。その後は会社の仕事を優先にしていましたが
生長の家講習会だけは、毎年のように家族を私の車で会場へ乗せていく・・・そんなで正直信仰は、熱心では無い状態でした。
一般社会人の方は、働いて家庭の生活を守り続けて行く事の責務に追われ、合間に趣味の時を過ごす、私の経験やら周りを見てもそうであったと思います。
御教えのおかげで、私は健康で働けている事に感謝し、関係する周りの方に感謝し、他の人の役立つことをする。これを肝に銘じて生きて来ました。
そんな独り身だった私は、六十九歳で再婚致しました。その方は朗らかで「生長の家」に理解が有り、これからは一緒に良いことが有る、楽しい事が有ると信じて信仰して行きます。
神様の御加護により、いい人を与え下さいまして有難うございます。(大和島根R5年7月号)

『いのちの環』に紹介されました
美のステージ
俳句一筋に何十余年
ふるさとの風景を読み続ける
石見相愛会 服部康人さん
普及誌『いのちの環』誌2023年5月号(№158) P10~13
*写真は『いのちの環』より

相愛会だより 相愛会員紹介 vol.6
「災害を乗り越えトマト栽培に取り組む」
国富相愛会長 桑原茂夫さん(七一歳)
出雲市国富町に住んでおられる桑原茂夫さんは、農林高校卒業後農業後継者を目指して、水稲のほかにビニールハウスでトマトの栽培を始められ、徐々に規模を拡大、現在は40アール近くのハウス(14棟)でトマトやキュウリを栽培しておられます。
生長の家は三代正邦元連合会長(故人)の時代から信仰されて現在は相愛会平田斐川地区連副地区連長として活躍しておられます。自分はまだ信仰が浅くてお話するようなことは特にありませんと謙遜しておられますが、コツコツと農業一筋に歩んでこられたお姿に生長の家人としての穏やかな人格がにじみ出ています。
「一昨年の七月、当地区を襲ったゲリラ豪雨により、近くを流れる河川が氾濫してハウスが冠水し、地盤が低かったために水がなかなか引かずトマトが水没してしまいました。幸い収穫が終盤に近づいていて金額的には大きな損失にはなりませんでしたが、続いて八月には台風による強風で、ハウスが一棟押しつぶされました。これは傷んだパイプを交換し修理して何とか使えるようになりました。五十年の栽培経験の中でこのような多重の災害に遭ったのは初めてで、本当に心が折れそうになりました。しかし生長の家の『現象は無い、悪いことが起きたように見えても必ず良くなる』という教えに勇気をもらって、何とか立ち直ることができました。」
災害に遭った時にこの先やっていけるだろうかと不安に思ったのは職業病 とも言える腰痛や高齢化のこともあるそうですが、人間神の子無限力、まだまだ自分にはおいしいトマトができる筈だ、と前途に光明を見出し、また国富相愛会の発展にも尽力しようと決意を新たに前進しておられます。
文責・取材 持田正悦
(大和島根R5年2月号)

相愛会だより
此処にこんな会員が vol.8
出雲神話ボランティアガイドとして
出雲中部地区連 大津町相愛会 林 正
私は、現在出雲神話語り部(かたりべ)としてボランテイアガイドとして奉職しています。それまでは、公立学校教員(校長)、嘱託園長として勤務し、平成二十四年三月退職しました。今後の生き方を思案している時、平成二十五年出雲大社の大遷宮にあたりガイドを島根県観光連盟が募集していることが分かりました。私は、社会科を専門教科としていましたので歴史の認識には自信がありました。しかし、事前研修を受けますと、始めて耳にする神様のお名前はすぐには頭の中に入りませんでした。
例えば、国引の神様「八束水臣津野命(やつかみずおみつのみこと)」等々です。メモ用紙に書き常に見、就寝時にも口ずさみ覚えました。研修時にはカセットに録音をし、繰り返し繰り返し再生し覚えました。ガイドの志願者は、百五十人位はいましたが、内、二十人の採用です。神様に全托いたしました。
いよいよ一次試験です。聖経を挙げ試験に臨みました。終わってみると気持ちがスッキリしていました。かくして合格でしたが、安心してはおれません。次は面接の二次試験です。家内と娘が模擬面接試験をしてくれ、厳しく(?)諭してくれました。こうして面接本番を迎え、その時、「今から観光地の案内をしてみてください」等々問われました。なんと、家内と娘が模擬試験をしてくれた内容と合致しているではありませんか。まさしく神様のお導きでした。心にも余裕がありました。かくしてガイドの資格を得ることができました。
現在、出雲大社を始め須佐神社、八重垣神社のガイドをしています。北海道から沖縄までのお客さんと接しています。どのお客さんも「林さんのガイドで良かった」と言われます。神話のふるさと、出雲の国の良さをガイドし、生長の家の教えを生かしつつ、真心のある案内をしています。ありがとうございます。(大和島根R5年5月号)

相愛会だより vol.7
原清志さん
全国第2位おめでとうございます!
全国障害者スポーツ大会「いちご一会とちぎ大会」報告
昨年10月に開催された第22回全国障害者スポーツ大会のフライングディスクの部門に島根県の代表として参加された教区相愛会の原 清志さん(出雲市在住)は、その実力を遺憾なく発揮され堂々全国第二位(選手参加者約120名)の成績を残され入賞されました。ここに皆様にご紹介致します。
原さん談 :日頃の農作業等を通して筋力を鍛え体力の維持と、毎日の練習の賜です。
いつも競技をする時、心に唱える言葉
『神様、神様と唱え 無限の力湧き出でよ
逃道、脇道考えず全力出せば皆出来る』と・・・
《 フライングディスク競技》
※樹脂製の円盤ディスクを使って、5mまたは7m離れたところから直径91.5cmの円を狙って10回投げ、通過した数からスローの正確さを競う種目です。
(大和島根R5年3月号)

新年のご挨拶
相愛会連合会長 武田力也
新年明けましておめでとうございます。
昨年中は、相愛会の活動にご支援、ご協力をいただき心より感謝申し上げます。昨年は、コロナ禍が続く中、2月にロシアによるウクライナ侵攻が始まり、その事態を受けて、3月にはウクライナ支援活動として、PBSイベント「P4U-ウクライナに平和を」がスタートし、「ウクライナ緊急支援募金」、「P4Uリレー」などが展開され、今も支援活動が続いております。
また、昨年度の運動目標の成果は、普及誌購読者数は、中国5県で島根は1位であり、聖使命会員数は、3位の素晴らしい成績を残しました。これも偏に長野隆治前連合会長のご指導の賜であり、会員の皆様のご努力の結果と存じます。誠にありがとうございました。
今年度も誌友会等は、対面型行事やネットを使った行事をうまく組み合わせながら「神・自然・人間は本来一体」の真理や「倫理的な生活」をテーマとして学び、実践していきたいと思います。ネット活用の学習会やネットを利用しない会員の方に対しては、電話、絵手紙、絵封筒などを活用して繋がりを深め、可能な場合は、家庭訪問をして祝福讃嘆や普及誌の記事の紹介などを通して真理の研鑽に努めてまいります。
本年も会員の皆様と共に、「世界平和の祈り(新バージョン)」を引き続き実修するとともに、『人類同胞大調和六章経』を読誦して、人類皆同胞の自覚を深め、『万物調和六章経』の読誦による人類と自然界との大調和を祈念し、三正行もより一層励んでいきたいと思います。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
(大和島根R5年1月号)
_JPG.jpg)
相愛会だより 会員紹介№5
「新しいことへの挑戦」
松江城西相愛会
桑谷 重行さん(80歳)
松江城西相愛会の会員で栄える会の会員でもある桑谷重行さんは、印刷、看板製作の「有限会社美芸社」の経営をする傍ら、絵画の制作に励んでおられます。主に描いておられるのは、仕事で扱うシルクスクリーン印刷と、油絵具を組み合わせて描く抽象画で、鮮やかな色彩と幾何学模様は独創的な画風です。出品された作品は、二科展で三年連続入選し、平成二十四年には、島根県立美術館で個展を開催されました。現在も所属する絵画グループ(現代美術家協会・アンデパンダン・チャーチル会)の展覧会に毎年出品し、精力的に創作活動を続けておられます。最近は、陶芸にも意欲的に取り組んでおられ、“明るい心で常に新しいことに挑戦すること”を信条にしているとのことです。
b生長の家の教えには、中学生の時に母親を通して触れられ、「誕生日は谷口雅春先生と同じ十一月二十二日で、もともとプラス思考でしたが、生長の家の物事の明るい面を見るという教えを学び、日時計主義の生活が確かなものになりました。また、仕事で行き詰まった時も神想観をすることで、“神様がついていてくれる”という安心感が得られ、何度も救われました。会社を始めてから五十五年になりますが、大病をすることなくここまで続けてこられたのは生長の家の信仰のおかげです。」と話しておられます。温厚で大らかな人柄は多くの人から慕われ、所属する絵画グループの副会長や幹事長も務めておられます。これからもお元気で活躍されることを願っています。
*写真は最近出品された作品(大和島根R4年12月号)
.jpg)
相愛会だより 会員紹介№4
「若さと健康を保つ秘訣」
浜田市金城町 今福相愛会
河村 文雄さん(79歳)
河村文雄さんは、今から47年前、当時32歳の時に知人から地元の誌友会に誘われたのがきっかけで、夫婦ともども信仰生活を続けておられる大ベテランです。この河村さんの特徴は何と言っても「若さ」です。とても79歳とは思えず若々しく、はつらつとした素晴らしい方です。「この歳まで、病気らしい病気をしたことがない。生長の家のお蔭で、毎日元気にさせて頂いている」と明るく嬉しそうに話しておられる。
そこで、「若さと健康」を保つ秘訣は、「運動」「文字を書く」「信仰」そして「特製ジュース」のお蔭ですとのこと。より詳しく尋ねてみると、運動については、「旧金城町役場退職後から20年間、毎日ラジオ体操をし、郵便局からも表彰を受けたり、並行して、1.5キロのウォーキングも行っており、又、独自の健康体操を考案し、腕立て伏せ、スクワット、もも上げ等を50回ずつ行い、その上、毎週1回筋トレ(百歳体操)を地域の高齢者をまとめて実施している」とのこと。
次に文字を書くことは、「平成十三年九月六日から毎日、朝日新聞の『天声人語』を書き写しており、現在まで21年間に大学ノート25冊にわたって書き続けており、合わせて日記も書いている」。信仰については「毎朝夕に神想観と聖経『甘露の法雨』を読誦し、神や先祖、自然に感謝の誠を捧げている」、四つ目に奥様が毎朝四時三十分に起床して愛情を込めて作る、野菜・果物・黒酢・ハチミツ・豆乳などを混ぜた特製ジュースをおいしく飲んでいるそうです。今後の抱負等を尋ねると「百歳位までは生きたい」と言っておられ、「苦しい時ほど笑え」と生長の家で教えてもらっており、これからも明るく楽しく感謝しながら前向きに生きていきたいと力強く話しておられます。
また、いつも夫婦で誌友会に参加されるなど、大変仲が良いのでその秘訣を伺ってみると、「けんかするほど仲が良い」と言うが、口げんかしながらも毎日就寝時に、奥様の方を向いて「今日も貴女を傷つけたこと、言い過ぎたこともあったかもしれないが、許して下さいとざんげし、奥様を拝んで寝ている」とのこと、本当に素晴らしいことです。
また、15年前に高齢者の組織「生き生きサロン」を立ち上げ、そのリーダーとして、また、詩吟は師範で月3回まちづくりセンターの講師として活躍されています。そして、自宅の田畑の維持管理は勿論のこと、自宅廻りや道路の草刈り等地域に貢献しておられる。このように、日々精進を重ねて生活しておられます。河村さんを少しでも見習いながら「常に喜び、絶えず祈り、すべてのものに感謝する」生活を実践していきたいものです。
“流水濁らず 忙人老いず” 合掌
文責・取材/(冨金原 完)
(大和島根R4年11月号)

相愛会だより わが相愛会の紹介№4
神門相愛会
出雲中部地区連 神門相愛会 高橋安夫
私が所属している神門相愛会は、昭和三十六年神門誌友相愛会として発会しました。わが相愛会よりは、教化部長を歴任された岩崎時久氏、県の連合会長をされた堀江定胤氏、小学校の教諭であった三木龍蔵氏をはじめ多くの熱心な信徒さんがおられました。また、平成十年に勝部鹿蔵氏から受け継がれた当時の古志相愛会と合併し現在に至っています。
恒例の行事として、毎月の奉納祭、誌友会、毎年二月には白鳩会と合同の初笑いの会で参加者が得意な歌や踊りを披露し、楽しい一日を過ごします。七月には、聖使命会員で亡くなられた方々の盆供養祭を行っています。今年はコロナで出来ませんでしたので、全員の霊牌を宇治に送りました。これらの行事は今もなお続いています。
忘れられない思い出の一つに、湖陵地区に住んでおられた加藤俊講師夫妻の家にて、夏の一日、聖使命会員家族が集まって、子供達は海で遊び、年配の方は、誌友会を楽しく過ごした思い出があります。
今はコロナ禍で顔を合わせる行事が出来なくなり、また、伝統の行事も出来ない事が残念ですが、コロナが収まって行事が出来る事を願っています。これからも勝部孝会長を中心とし、勝部治良氏、岩﨑芳久氏、私の4名の会員で、今後も更なる発展を願いつつ、神門相愛会の伝統を守っていきます。ありがとうございます。(大和島根R4年10月号)

就任のご挨拶
相愛会連合会長 武田 力也
合掌 ありがとうございます。
この度の改選により、相愛会島根教区連合会の会長を拝命致しました。相愛会の運動方針に従い、運動を前進させて行きたいと思います。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
2020年当初、日本でも新型コロナ感染者が発生し、その後世界的なパンデミックを引き起こし、変異を起こしながら現在も続いております。感染防止対策として3密(密集・密閉・密接)を避けるために、マスク着用、消毒、社会的な距離、換気、イベント等の縮小などが行われました。生長の家でも、講習会、教区大会、誌友会、イベント等の開催が出来ない中、新たにインターネットを活用した取り組みが始まり、ラインやZOOMなどネットを利用して、自宅に居ながら誌友会、各種行事、練成真理講話への参加、PBS交流など新たな布教活動が始まりました。
また、組織の縦割りから組織の垣根を越えた横断型のPBS活動が展開され、白・相・青との横の繋がりを以ってイベントなどが開催され、新たな活力を生み出しています。
このほど「人類同胞大調和六章経」新経本が発刊されました。ウクライナ危機に世界が揺れる今、「人類皆同胞」を祈ることでウクライナ支援イベントの一環として、日々読誦で心を静め、「人類皆同胞」の信仰を深めていきたいと思います。今後も行事におきまして対面式とネット活用を組み合わせ、PBS活動にも取り組んで行きたいと思います。信徒の皆様のご支援、ご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

退任のご挨拶
前相愛会連合会長 長野隆治
合掌 ありがとうございます。この度の定期改選では定年を迎え、八月三十一日をもちまして相愛会島根教区連合会長を退任することになりました。三年間、連合会長として責務を果たすことが出来ましたのは、山下良忠教化部長のご指導と相愛会幹部・会員の皆様、教化部職員の皆様、信徒の皆様のご支援、ご協力の賜にほかならず、この紙面をお借りして厚く感謝御礼申し上げます。この三年間を振り返ってみますと、就任後間もなく新型コロナウイルス感染症が広がり、講習会や教区大会をはじめ多くの行事が中止となり、以前と同様な運動を進めることができなかったのは残念なことでしたが、新しい取り組みとして、インターネットを利用した会議や行事、ネットフォーラムを幹部・会員の皆様のご協力により開催することができましたことは大変有難いことでした。
谷口雅春先生は、「新版 光明法語【道の巻】」の中で、「新しい想念を入れることが出来ず、変化すべき時に変化に抵抗し、新しき経験が自分の生涯に入り来ることを拒む人間には進歩はない。」と説かれています。長引くコロナ禍、ロシアのウクライナ侵略、地球温暖化の進行等、正に今は変化の時代です。来期は、武田力也氏が新連合会長に選出され、新しい体制が整いました。新体制の下、時代の変化に対応され、島根教区の相愛会運動が一層進展しますことを祈念、感謝申し上げ、退任の挨拶と致します。